ベストの企業の選び方
多くの学生は、自分のやりたいことや適性が分かっていないと思います。
そのため、信頼できる数値(情報)として企業ランキング(より上位の企業)を重視する気持ちは十分に分かります。
逆に、「いい就職」のクリアすべき基準は、スッキリと数字などで結果が出るものではありません。
しかし、就職活動とは、もともとそういうファジーなものです。
自己分析して正解が出るようなものではありません。
結局、人間の未来なんて分からないのです。
また、就職は、人間と人間がしていることであり、理論的にベストの答なんてないのです。
実際に就職業務に携わってきて、この世界でよく使われる「縁」や「運」という言葉にも十分にうなずけます。
だからこそ、頼りになるのは、本当のコミュニケーション、等身大の自分なのです。
いい就職かどうかを決められるのは自分だけです。
もっと端的に言えば、自分の心がどう感じるかということです。
今まで生きてきて身につけてきた本当の基礎能力と、本当の人間性を総動員して、本音で活動し、自分でベストだと思う企業に入れれば、人間はいちばん満足できます。
ファジーの中からベストな一社を決められるのは、就職活動を通じて自分が得てきた情報力と、自分の判断能力だけです。
いい就職ができるかどうかは、就職部やOBに聞いても分かりません。
自分の「いい就職を見極める力」で判断し、「人事担当者と本音で話し合った自分」を信じることが一番です。
そして、「本当に、この会社で働きたい」と思える企業に「本当に、あなたがほしい」と迎えられれば、一番の、いい就職なのです。
企業選定の基本は、50/50の企業群から就職先を決めることです。
50/50の企業群の精度はできるだけ正確でありたいものです。
企業のレベルが自分より高いのはダメですが、自分より低くてもまた張り合いがないものです。
いい就職をするためには、企業選定行動、内定行動を同時進行で何度も、順不同で繰り返しながら、総合力(基礎能力+人間性)を上げていくしかないのです。
この力は、企業を実際に回り、本当のことを言い、本当のことを知り、本当の自分を向上させていく、すなわち、本当の就職活動をしていかないと絶対に身につきません。
逆の言い方をすれば、本当の就職活動をすれば、誰にでも必ず総合力はついてきます。
そして、50/50の精度も上がってきます。
就職活動は、机上での分析や事前にできる準備は少なく、勝負は、現場でどこまで総合力を伸ばせるかによって決まるのです。
そして、本当の就職活動をしていく過程で、ぜひ、テクニックではなく人間そのもの、
すなわち「テクニックを除いた、基礎能力+人間性」を磨き、「本当の人間性」を上げていってください。
就職活動は大変な活動なので、まじめに取り組めば、人間が大きく成長します。
また、就職活動とは直接関係がなくても、サークル活動やボランティア活動など、人間としての魅力を向上させる活動なら、大いに心がけてもらいたいものです。
本当の人間性を上げていくことができれば、その結果として、「より上位の企業」も可能になります。
企業ランクにこだわる必要はありませんが、新卒就職のメイン目標をクリアしており、
本当の人間性による戦いならば、上位戦線にもどんどん参戦し、大いに競争してください。
念を押しておきますが、活動しながら向上させてほしいのは、内定を得るための就職テクニックではなく、本当の人間性です。
例えば、面接を有利にするためのサークル活動やボランティア活動なら、マイナスになるだけです。
前述したように、日本では現在でも、学歴や偏差値という評価が大きいと言えます。
この評価を打ち破って、さらに上位の企業をめざしていくためには、テクニックではなく、本当の人間性を上げていくしかありません。
仮に頑張って活動しても、企業ランクが上がっていかなければ、それでもいいのです。
等身大の自分に合った50/50のランクで、いい就職ができる企業に入ればいいのです。
つまり、「より上位の企業に入る」という目標をクリアしていくということは、いきなり上位企業に手を出すのではなく、本当の人間性を上げていき、50/50の企業群のランクを上げていくということなのです。
50/50を外さなければ、本当のコミュニケーションができ、いい就職ができます。
本音で活動し、テクニックではなく本当の人間性を上げていく就職活動は、50/50のランクを上げることでもあり、そうすることにより、上位企業でも本音での活動が可能になってきます。
50/50の企業群のランクが、最終的にトップ企業群であれば、トップ企業の中から、いい就職ができる企業を選ぶことができるということです。
つまり、
企業ランクは、就職活動を通して得た結果
なのです。
就職先企業のランクは、あらかじめ設定できるものではありません。
最終的に就職先となるのは一社だけで、それは、各自のレベルに合った50/50の企業群の中から、各々、いい就職ができる企業を選べばいいのです。
要するに、
本当のコミュニケーションができる企業群の中で、最も高い実力が求められている(=最も、やりがいのある)企業を選べば、ベストの就職
なのです。
最後に老婆心ながら、心の在り方についても述べておきます。
就職では、「本当にベストの就職ができた」と心から喜んで入社することが極めて大切です。
絶対に、「チェッ」という気持ちで入ってはいけません。
本当のコミュニケーションをしてくれたり、自分を評価してくれたことへの感謝の気持ちを持つことが、一番のポイントといってもいいかもしれません。
そして、内定したときの嬉しい気持ちを忘れずに、企業や社会に貢献しようと一生懸命に働けば、本当にベストの就職となるのです。
無理に、上位企業や、やりたい仕事をめざすよりも、分相応の企業で、やりがいのある仕事を、喜んでしていくことの方が、総合的にみて、はるかに幸せな就職であるというのが、私の経験から得た結論です。
読者のみなさんのご健闘を心よりお祈りします。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:就職活動
トラックバック(0)
http://blog.shigoto-shikaku.com/mt/mt-tb.cgi/3557

