「お呼びじゃない」という企業を無理に受験してはいけない
現在の就職は、実力主義と長期戦だと言われています。
当たり前のことですが、実力主義の世の中で強いのは、実力のある人です。
完全な実力主義による戦いとなれば、実力のない人は、ひとたまりもありません。
そして、就職はゴールではなくスタートです。
いい就職をしておかないと、現時点で勝っている人も将来は危険ですし、逆に、いい就職をしておけば、今、負けている人も十分に逆転が可能なのです。
これからの時代は上位企業に入っても勝者とは言い切れませんし、下位企業に入ったからといって敗者ではないのです。
つまり、本当の就職活動をすれば、誰にでも、勝者になれるチャンスがあります。
それが長期戦の意味なのです。
実力主義も長期戦も、就職業界に入ってくると変な意味になってきて、
「これからは実力主義だから学校枠、男女枠がなくなる」
「学歴よりも資格だ」、
あるいは
「長期戦だから、活動時期が長くなる」
「秋採用、通年採用の企業も増えてきた」
などのトンチンカンな説にすり替わってしまっています。
大学受験こそ実力主義による戦いですし、その勝者(高偏差値大学の学生)は実力があると考えるのが自然です。
また、詳細は省きますが、女性と男性が同じ勤め方、働き方をするのは無理があると思います。
また、学歴を上回る評価の資格を取るには、非常に高い実力が必要です。
そんな高度な資格を取れるほど実力の高い人は、大学入試でも高得点を取れるはずです。
入試も資格もペーパーテストという点では同じですし、使う能力もほぼ同じです。
また秋採用や通年採用は、普通の新卒学生には、ほとんど関係がありません。
企業に入るための実力をつけ、企業ランクを上げることが実力主義ではありません。
ハードな準備をして受験能力を高め、上位ランクの企業を無理にめざすことはないのです。
もちろん、50/50の企業に入れば、それで安泰という意味ではありません。
これからの時代は大競争なのですから、いずれは、東大の学生から、下位レベルの大学・短大生や専門学校生まで、同じ土俵で戦うことになります。
また、会社勤めということだけを考えれば、基本的に女性も同じです。
その勝負に、歳終的には勝たねばなりません。
将来勝つためにこそ、今、50/50の企業に、いい就職をするのです。
今の時点での総合力の評価は、企業ランクには結びつきますが、人生の勝ち負けには直結しません。
そして、仮に今の時点で評価が低い人でも、入社後、コツコツと実力をつけていけばいいのです。
逆に、そうしていくしかありません。
社会では、寝ているウサギも多いものです。
上位企業に無理に入って実力を伸ばせない人はたくさんいます。
どんな人でも、50/50の企業にいい就職をすれば、将来の逆転は十分に可能です。
したがって、自分の周りにある求人情報で就職活動をすればいいのです。
無理にインターネットで上位企業にアクセスしたり、資料請求をしても送ってこない企業に何度も電話をするなどして、「お呼びじゃない」という企業を無理に受験する必要はないのです。
これは時間の無駄です。
そして、何よりも精神的なダメージを受けてしまう危険性があります。
自分より上位ランクの企業を受け続ければ、つらく苦しいだけの就職活動になってしまいます。
満たされない思いが企業や社会への怒り、批判の気持ちへと変わり、人間性を低下させ、ますます、いい就職を遠ざけてしまいます。
そのうちに「もう、どこにも就職できないのではないか」と不安な気持ちになり、
最終的には大変投げやりで逃避的な就職活動をしてしまう人がとても多いのが現状です。
就職は複雑ですし、学生には経験も知識もないので、諸説に惑わされることが多くても仕方がないと思います。
しかし、実力主義と長期戦の本当の意味は、「入ってから、実力をつけた人が、長期的にみて、勝ち」ということです。
本当の勝者は、企業ランクの競争に勝つ人ではなく、本当の実力主義と長期戦を制する人です。
入ってから幸せになれる就職をした人が、本当の勝者なのです。
いい就職を妨げている最大のものは、自分の力量を超えて、より上位の企業に入りたいという心です。
どんな人でも初めは上位企業を希望すると思いますし、
その気持ちも十分に分かるのですが、就職活動に行き詰まったら、この企業ランクの問題を真剣に見つめ直してみてください。
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