企業選定の基本は、「本当のコミュニケーションをして内定を得る企業」を選ぶこと
企業訪問の目的には、企業選定と内定の二つがあります。
二つの処理を同時に行なっていく、すなわち「企業を選びながら、内定を得る」のは、そう簡単ではありません。
企業選定行動を重視して本当のコミュニケーションをすると、上位企業にはなかなか受かりません。
逆に内定行動を優先すると、いい就職を外してしまいます。
それでは、どのように行動すればいいのでしょうか。
結論から言いますと、
企業選定の基本は、「本当のコミュニケーションをして内定を得る企業」を選ぶこと
です。
いい就職ができる企業かどうかを知るためには本音で話すことが不可欠で、本音で話せるためには、まず、本音で話せるランクの企業を選定することです。
ウソや誇張が入ってしまうのは、自分より数段上のランクの企業を受験しているからです。
学生と企業のランクが明らかに違えば、どうしても
「私はすごい人間です! 何でもやります! 入社させてください!」
という、ゆがんだ関係になります。
就職戦線は、学生にしろ企業にしろトップ偏重であり、一般的に言われている就職戦線とは「トップ(上位)戦線」のことです。
基本的に、就職戦線には上位企業の情報しかありません。
その結果、下位レベルの学生でも、日本を代表するような上位企業に入れるかのような錯覚を起こしてしまいます。
また、錯覚を起こさせるような情報があまりにも多すぎます。
ほとんどの学生が、数少ない上位企業に集中してしまえば、就職戦線が異常なほど過熱しても無理はありません。
端的に言って、トップ企業にいい就職ができる人は、その企業と同ランクの人が中心です。
批判を恐れずに言えば、トップ企業にいい就職ができるのは、スーパーマン学生(超々難関大学の学生など)であることが多いのです。
なぜなら、彼らは、トップ企業でも対等の関係で話ができることが多いからです。
例えば、東大生が宣伝部門で働いてみたいと言えば、たとえトップ企業であっても、それに応じる具体的な回答があるでしょう。
労働条件などもきちんと説明されるはずです。
学生と企業が同ランクなら、
「どこでもかまいません! 何でもやります。給料は、いりませんッ!」
などと言う必要はありません。
つまり、トップ企業と本当のコミュニケーションができる学生は、トップ企業と対等の関係の学生であり、
そうでない人が上位の企業を受けても、いい就職の実現は難しいのです。
よく就職情報誌などで「学生と企業とは対等の関係であり、媚びる必要はないしなどと記載されていますが、それはあくまでも「対等の関係の企業を受ければ、対等だ」ということであり、
どの企業を受けても対等の関係で振る舞うことが無理であることは、実際に動いてみれば誰でも分かることだと思います。
何度も言っているように、就職は大学入試とは異なり、ただ上位の企業に入ればいい、というものではありません。
いい就職をするためには、自分と同ランク、すなわち、本当の仕事内容や身分を、人事担当者と対等な関係で話せる企業を受験することです。
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