新卒時が人生における最大のチャンス
就職活動には準備が二段階あり、最初の一歩のための準備は、就職戦線に出て行ける最小限のものでかまいません。
極端なことを言えば、企業にアポイントの電話がかけられれば、企業訪問は可能です。
この場合、電話のかけ方をマスターするということが最低必要な準備となります。
基本的に、新卒は、若さで企業に飛び込んでいけばいいと思います。
企業に行ってからのことは、企業に着いてから考えても遅くはありません。
最初の一歩の段階なら、極端な話、
最小限の準備は、ほとんどゼロでもいい
と思います。
人に迷惑をかけない、そして真剣な気持ちがあるのなら、準備不足で企業を訪問しても、いっこうにかまいません。
学校によっては何の指導もなく、気がつくと就職シーズン本番を迎えてしまっているというケースもあるようです。
就職活動は、いかに動いたかが勝負であり、適正な時期に就職戦線に出て、できるだけ多くの経験を積むことが重要です。
ハードな準備をするよりも、企業を訪問して、社会を知ることに力を注いだ方がいいのです。
まず、どんなレベルでもいいから動き出すことです。
企業に行っても、初めのうちは、自分の置かれている位置や状況、何をしているのかなどが、さっぱり分からないということになるでしょう。
周りの人に圧倒されたり、ときには怖くなってしまったりすることがあるかもしれません。
大きなミスをして、恥をかくこともあるでしょう。
しかし、学生が社会のことを知らないのは、ある意味では当然とも言えます。
学校と社会ではルールが違いますし、現代の教育で実社会のことを理解するのは、かなり困難です。
また、社会のルールが正しいとも限りません。
つまり、学生は社会のことを知らないのですから、初めのうちは滑稽に映ってしまうくらいでもいいのです。
最初から背伸びをしたり、現状を隠したりしても仕方がありません。
学生はもともとゼロに近い存在なのですから、就職活動も、高望みをせず、いちばん下のレベルから始めても何の問題もないのです。
もちろん、十分な準備もなく、適当に選んだ企業に行くのですから、その企業訪問が選考も兼ねたものであるなら、落ちることも多いでしょう。
しかし、この段階での企業訪問は、企業選定や内定が目的ではありません。
本当の就職活動を始めるためのプレ行動です。
新卒学生には、この行動が許されると思います。
最低限のルールさえ守れば、基本的に、就職の森は新卒学生にフレンドリーです。
ちなみに、企業側が「ゼロの人間」である学生と会ってくれて、きちんと話を聞いてくれる機会は、新卒の就職活動をしているときしかありません。
よく言われる「新卒時が就職における人生で最大のチャンス」というのは、そういうことです。
このように、就職では、とにかく、まず企業に出向くことが肝心です。
その際、必ず一人で行ってください。
企業にただ一人で乗り込んでいくのは、勇気がいります。
電話をするのも大変でしょう。
そういう思いをして企業を訪問すれば、必ず感じるものがあります。
そして、企業を回っているうちに、本当にやるべきことが少しずつ明確になってきます。
次に回る企業も自然に決まってくるのです。
なお、これは個人によって異なると思いますが、一般的には、いきなり上位企業を訪問するのは避けた方がいいでしょう。
これは、よく言われる
「いきなり志望企業に行ってはいけない。
最初のうちはヘタなので落ちる。
まずは中堅・中小企業で練習をしてから本命を受けた方が得」
という意味ではありません。
いきなり上位企業に行くことで、萎縮して戦意喪失したり、逆にすごい人たちを見て、内定行動偏重の就職活動に走ったりしてしまうということがあるからです。
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