内定行動から始めてしまうと失敗する
いい就職のためには、まず、その企業を知ることが重要です。
特に「実力がつく=より高い実力が求められる仕事に就く」という条件を満たすだけでも、十分にいい就職であることから、この条件を満たす企業かどうかを必ず知る必要があります。
いい就職ができる企業かどうかは、ランキングを見ても分かりません。
いい就職ができる企業の基準は、客観的ではなく、個人ベースであり、
いい就職ができる企業かどうかは、実際にその企業に行ってみないと絶対に分からないのです。
しかし、現在の就職戦線では、企業を知ることが目的で訪問しても、企業に行けば、何らかの選考があることが圧倒的です。
企業が早い時期に開催する「業界研究会」や「工場見学会」など、いわゆる「説明会」系の企業訪問で落とされる人もたくさんいます。
また、会社訪問カードや、企業に行く前に提出するエントリーシートも重要です。
特に自己PRや志望動機は、かなりしっかりとした答を事前に準備しておかないと、対応できません。
一般的に、ひとたび選考外となれば、二度と受験のチャンスはありません。
早い時期から頑張って活動しても、準備不足で不用意に企業と接触すれば、命取りになります。
うかつに企業に行くことはできません。
つまり、理論的に考えれば、企業を訪問するためには、まず落とされないための準備が必要ということになり、企業を知ること以前に、必要な準備があるということになります。
そして、その理論を進めていくと、上位企業に内定するためには、すべての準備を高いレベルでしてからでないと、行動が始められないということになります。
実際、最近では、事前に周到な準備をしようとする人が目立ちます。
就職の準備や行動を始める時期は、どんどん早まり、このままのペースで進めば、入学早々から就職活動を始めるという時代になる日も近いでしょう。
しかし、完璧な企業研究、完璧な自己PR、各企業別に作成した完璧な志望動機、その他、筆記試験対策やマナーなど、
就職活動に必要な準備を完璧に整えてから動くという計画が無理なことは言うまでもありません。
そして、仮に就職予備校などに通い、企業訪問する前に完壁な準備とトレーニングを行なって、上位企業の内定をゲットしても、「いい就職」とは異なってしまうことが多いのです。
要するに、事前に完璧な準備ができる人など、まずいないのです。
また、完璧な準備はめざさないにしても、就職活動を、内定行動、すなわち準備から始めようとする人は多いものです。
これは、一生懸命に受験準備(受験勉強)をして、受験の実力をできるだけ上げていき、就職試験の時期における自分の実力(偏差値)に合った企業を選定し、
最終的にできるだけ上位の企業に入ろうという就職活動です。
これは大学受験とまったく同じ考え方なので、採用する人が多く、最もポピュラーな方法と言えるかもしれません。
受験準備を始めると、偏差値世代の習性で、どうしても上位企業に受かるための準備をしたくなります。
上位企業に入るため、内定行動もハードになります。
そして、企業訪問でも企業を知るということを忘れ、内定をゲットするための行動に終始してしまいます。
内定を得ることは当然必要なのですが、それに偏重してしまうと、マクロ的な視野が持てなくなります。
多くの人は、一生懸命、内定行動に取り組んでいます。
就職活動は学生にとって非常に大きなイベントなので、過度に力が入ってしまい、周到な準備をして、面接ですごいスピーチをして、上位企業の内定を得ようとします。
そして、いつのまにか、内定することが就職活動の目的となってしまうのです。
しかし、新卒就職のメイン目標は、より上位の企業に内定することではありません。
逆に、内定行動に力を注ぐほど、上位企業内定至上主義になってしまい、上位企業への内定をめざす過程で、いい就職を外してしまうことが多くなるのです。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:就職活動
トラックバック(0)
http://blog.shigoto-shikaku.com/mt/mt-tb.cgi/3541

