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就職マニュアル(参考書・問題集)は、いちばん簡単なもので十分
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最もシンプルな志望動機とは「やりがいがあるから」
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企業選定行動から始めてしまうと失敗する
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仮の志望動機では、すべての企業を第一志望と書いていい
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いい就職のためには「企業を選びながら、内定を得る」という同時処理の行動が不可欠
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ベストの企業の選び方
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「お呼びじゃない」という企業を無理に受験してはいけない
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50/50の基準は、ほぼ偏差値
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企業ランクの基本は、フィフティー・フィフティー(50/50)
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企業選定の基本は、「本当のコミュニケーションをして内定を得る企業」を選ぶこと
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正しいモットーを持って生きることが、一番の自己PRになる
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自己PRは、誰にも負けないという自慢ではなく、これだけは確かだというモットーを述べる
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自己PRに自慢はいらない
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自己PRで大切なのは、等身大の自分を伝えること
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仮の志望動機を難しく考える必要はない
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企業に行く前に出す志望動機は、仮の志望動機
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本来の正しい志望動機とは、考えるまでもなく「いい就職ができる企業だから」
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事前に出来る準備とは、一次選考で落ちない為の準備
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受験準備の基本は、企業に行ったときに落ちないこと
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新卒時が人生における最大のチャンス
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理屈ではなく、まず企業に行くこと
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内定行動から始めてしまうと失敗する
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就職活動の二大要素は、企業選定行動と内定行動
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企業が判断するのは「人間の総合力=人間そのもの」
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新卒就職は専門能力ではなく「基礎能力+人間性」での戦い
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ウソや誇張が入るほど、いい就職からは離れていく
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就職戦線に毒されるな
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内定ゲットに固執しないこと
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本当のコミュニケーションなしに、いい就職はあり得ない
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やりとりの基本は、ギブ&テイク
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就職マニュアル(参考書・問題集)は、いちばん簡単なもので十分
事前の準備は、完成されたものである必要はありません。
また準備は、受験する企業や本人の今の実力などによって、内容やレベルが異なりますが、自分ができる範囲のものを一通り目を適しておけばいいのです。
自己PRも志望動機も完壁なものはいりません。
就職では事前準備よりも、事後準備、すなわち活動しながら自分に足りないものを得ていく、あるいは自己PRや志望動機の完成度を上げていくという要素が非常に大きいのです。
過剰な準備は、むしろマイナスになります。
ただし、筆記試験に出る一般常識やマナーの内容は、覚えたことが実力として自分の身につきますし、社会に出てからも役立つものなので、時間があればきちんと勉強しておきたいものです。
また、一般に筆記試験では、ウソや誇張が入る余地が少なく、いい就職から外れてしまう要因にはならないので、できるだけ頑張ってみてください。
多くの人にとって、一次選考で落ちないために準備しておくことは以下のようなものでしょう。
● 一般常識 ● 適性検査 ● 作文 ● マナー |
この四分野については、就職マニュアル(参考書・問題集)などを購入し、事前に勉強しておくことが望まれます。
学生にとっても社会人にとっても学力は不可欠なものです。
学力とは知識の詰め込みではなく、「学ぶ力」「吸収する力」のことであり、特に若いときにはどうしても必要な力だと思います。
勉強が苦手な人も精一杯頑張ってください。
就職マニュアルはいちばん簡単なものを選べば十分だと思います。
内容で判別がつかなければ、いちばん薄い本を選べばいいでしょう。
また、大学生なら短大生用を、短大生なら高校生用のものを使ってもいいと思います。
一次選考では、よほど悪い成績か、あるいは常識を疑われるようなことをしなければ落ちません。
もし、落ちるとしたら、それは自分にとって、レべル的にも相性的にも、いい就職ができる企業ではないのです。
一般常識、適性検査、作文、マナー(電話のかけ方や手紙の書き方なども含む)の四分野については、どの就職マニュアルも良い本ですし、十分に活用できるものがそろっています。
ぜひ頑張って勉強してみてください。
カテゴリー:就職活動
最もシンプルな志望動機とは「やりがいがあるから」
新卒就職では、いい就職の根本である
「実力がつく企業に入ること=基幹社員として入ること=より高い実力が求められる仕事に就くこと」
が最も重要であり、それがかなうだけでも、いい就職ができたことになるのですから、いい就職ができる企業だと判断した最大の理由、すなわち最もシンプルな志望動機とは、
「(御社に入れば)より高い実力が求められる仕事に就けるから」
です。
しかし、「いい就職」や「いい就職ができる企業」であるための優先条件や、基幹社員や実力(将来の専門能力)などの定義は、あくまでも本書の中での言葉です。
人事担当者によっては理解してもらえなかったり、また誤解されてしまったりすることがあるかもしれません。
説明するのにも時間がかかってしまいます。
そのため、最もシンプルな志望動機を、一般的な用語を使って言えば、
最もシンプルな正しい志望動機=「やりがいがあるから(志望しました)」
です。
そして、そう判断した具体的な理由を述べればいいのです。
第一部で定義したように、これからの時代では、やりがいが不可欠であり、やりがいのある仕事をしていけば、安定した生活も実現できます。
つまり、「やりがいのある企業に入りたい。
人事担当者などとのやりとりで、御社は、やりがいのある企業であることが分かった。
だから、志望する」ということです。
したがって、面接では
「御社で、やりがいのある仕事ができそうだから志望しました。その理由は……」
などと、本当に思ったことを述べればいいのです。
カテゴリー:就職活動
企業選定行動から始めてしまうと失敗する
単純に言えば、就職活動では、いい企業を選び、その企業の試験に合格すればいいわけです。
しかし、「あらかじめ目標企業を定め、そのための内定行動をする」という流れで、いい就職をするのは、一般学生にはかなり困難です。
なぜなら、就職活動を企業選定行動から始めると、多くの人にとっては、
「いい企業=客観的にみた、いい企業=上位企業」
ということになってしまうからです。
第一部でも書いたように、「いい企業を選ぶ」ということは非常に難しいものです。
多くの学生にとって、企業を選ぶ基準は「上位企業」か「やりたい仕事」、もっと言えば「上位企業」しかありません。
それは、親や学校にとっても同様です。
そして、上位企業に内定するための、テクニックを含めたハードな受験準備を行ない、内定を得るための不毛な競争を繰り広げた挙句、
最終的に、いい就職とは関係のない企業に入るという、お決まりのパターンになってしまうことが多いのです。
つまり、「企業選定行動1内定行動」という流れだと、ほとんどの人は、最初の企業選定の段階で「いい企業=上位企業」となり、上位企業内定至上主義の就職活動となってしまいます。
これは、いい就職の根本である「実力がつくこと=(より高い)実力が求められる仕事に就くこと」を無視した活動であり、いい就職を外してしまうことが多いのです。
ただし、あらかじめ応募先企業を上位企業に設定し、
「企業選定行動 → 内定行動」
の流れで、いい就職を実現できる人たちも少数ではありますが存在します。
東大などの超々難関大学に適う学生や、最優秀な学生なら「企業選定行動1内定行動の流れでも、いい就職ができる可能性が高いと考えられます。
なぜなら、ものすごく就職に強いスーパーマンのような学生(例えば東大生)を「補助的業務で使い捨てにしてやろう」という企業は少ないと思われるからです。
これらのスーパーマン学生は、上位企業からも基幹社員として迎えられることが多いのです。
つまり、自分が知り得る狭い範囲で選んだ、行きたい企業(ほとんどの場合、知名度の高い上位企業)を目標にしても、いい就職の根本はクリアしていると考えられます。
より高い実力が求められる仕事に就くということは、新卒就職のメイン目標であり、それをクリアしていれば、いい就職を大きく外すことはありません。
したがって、彼らは上位企業をめざしていけばいいし、どの上位企業をめざすかは、自己分析をして「今の好き系やりたい仕事ができる企業」を追っていけばいいのです。
もちろん、やりたい仕事は、強引にでっち上げたものではダメですが、興味がある、好き、といった程度のストレートな気持ち(=本音) でかまいません。
例えば、
本が好き → 講談社に入りたい → 受験準備 → 受験 → 内定 →
コンピュータと通信に興味がある → NECに入りたい → 受験準備 → 受験 → 内定
という流れで、就職活動をしていくことができるのです。
当然、「好き系やりたい仕事ができる、上位企業」を追えば、競争率は異常に高くなります。
1000倍となっても不思議ではありません。
しかし、「企業選定行動 → 内定行動」
という流れは、
「東大に行きたい → 受験勉強 → 合格」
と同じ種類のものですから、受験勝者のスーパーマン学生なら、就職戦線でも志望通りの企業に合格できるでしょう。
その結果、「より高い実力が求められる仕事で、より上位の企業に入ること」プラス 「やりたい仕事」というベストに近い就職も可能となります。
したがって、スーパーマン学生なら「やりたい仕事」を見つけて、上位企業の内定ゲット競争に明け暮れても悪くはありません。
今、はやりの自己分析法もスーパーマン学生なら使える手法だと思います。
しかし、
「企業選定行動 → 内定行動」という流れで、いい就職ができるのは、ものすごく就職に強いスーパーマンのような学生だけ
なのです。
端的に言ってしまえば、やりたい仕事は昔も今も好き系しかないと思います。
そして、簡単に言ってしまえば、昔も今も、最優秀な学生は好きな仕事に就けるというだけのことです。
最優秀の学生なら「車が好きだからホンダ」でいいのです。
しかし、そうでない人が好きな仕事を追うことは、おすすめできることではありません。
つまり、いい就職が出来る企業を、あらかじめ選定するのは、ほとんどの場合、無理なのです。
「学生四季報」などを見て、超有名企業の研究や資料請求から就職活動を始めても、
いい就職に結びつく可能性は高くありません。
多くの就職マニュアルでも推奨されている「企業選定行動 → 内定行動」という活動方法は、理論的には間違っていませんが、「スーパーマン学生がトップ企業に内定する法」であることが多いのです。
理論的には正しくても、スーパーマン学生は全学生の一%にも満たないでしょうから、むしろ、特殊なグループによる、特殊な就職活動方法と考えた方がいいと言えるでしょう。
カテゴリー:就職活動
仮の志望動機では、すべての企業を第一志望と書いていい
少し強引かもしれませんが、応募する企業は、すべて第一志望と書いて(述べて)しまっていいと思います。
また、一次面接でも同様です。
つまり、
仮の志望動機の答=「○○という理由で、御社が一番、やりがいがあると思うから(志望しました)」
です。
ちなみに「御社が一番」(すなわち、第三心望)と述べてしまうことに抵抗のある人もいるかもしれません。
確かに、就職活動とは、いい就職ができる企業を手探りで見つけていくというものですから、「一番だから」という志望動機は、就職活動が終わった段階で述べるものが正しいものとなります。
しかし、応募するときに「この企業に入りたい!」という真剣な気持ちがあれば、どの企業も第一志望でいいと思います。
一番の企業を見つけていくために活動しているのであり、応募する企業は、すべて一番になるかもしれない企業です。
逆に、一番になり得ないという気持ちで受験するのは企業に対して失礼です。
したがって、事前に提出するエントリーシートや履歴書には、すべての企業を第一志望とし、そのつもりで応募すべきです
(ただし、二次、三次、最終と、面接が進むにつれて、確定してきた志望順位や入社意思を企業側に正直に伝えてください。それが人間としての常識です)。
カテゴリー:就職活動
いい就職のためには「企業を選びながら、内定を得る」という同時処理の行動が不可欠
これまでの時代は、入ってしまえば安心だったので、生活のためだけを考えれば、入ってからの仕事のレベルなどを聞く必要性がありませんでした。
いい企業=上位企業でしたので、企業を選ぶという行動は、大学受験と同様、原則としてランキングを見るだけで良かったし、目標企業をめざして、内定行動に全力を尽くすというのが就職活動でした。
しかし、これからの時代には、事前に「いい就職ができる企業」を知ることはできません。
つまり、これからの時代は、「企業を選びながら、内定を得る」という行動をしていく必要があります。
「企業選定行動」「内定行動」のように、別々に行なうのではなく、「企業を選びながら、内定を得る行動」という同時処理の行動をしていかなくてはならないのです。
この「企業を選びながら、内定を得る行動」というのは二つで一つの活動であり、分割して行なうことはできないものです。
これまでの時代も、これからの時代も、就職活動の二大要素は、企業選定行動と内定行動であることに変わりはありません。
しかし、二大要素を別々に、いくら高いレベルで行なっても、いい就職ができるとは限らないのが、これからの時代の就職なのです。
これからの時代では、就職試験は企業が学生を選ぶという一方的なものではなく、学生の側からも「企業を選びながら、内定を得る」という行動が不可欠です。
新卒就職の最大目標は、より高い実力が求められる仕事に就くことであり、より高い点数を取り、より上位の企業に入るという従来の就職活動では、いい就職はできません。
就職活動で最も基本となる行動は企業訪問です。
そして、企業訪問こそ「企業を選びながら、内定を得る」という行動ができる唯一の手段です。
いい就職をするためには、本当の自分をさらけ出して、この企業訪問を地道に繰り返していくしか方法はありません。
カテゴリー:就職活動
ベストの企業の選び方
多くの学生は、自分のやりたいことや適性が分かっていないと思います。
そのため、信頼できる数値(情報)として企業ランキング(より上位の企業)を重視する気持ちは十分に分かります。
逆に、「いい就職」のクリアすべき基準は、スッキリと数字などで結果が出るものではありません。
しかし、就職活動とは、もともとそういうファジーなものです。
自己分析して正解が出るようなものではありません。
結局、人間の未来なんて分からないのです。
また、就職は、人間と人間がしていることであり、理論的にベストの答なんてないのです。
実際に就職業務に携わってきて、この世界でよく使われる「縁」や「運」という言葉にも十分にうなずけます。
だからこそ、頼りになるのは、本当のコミュニケーション、等身大の自分なのです。
いい就職かどうかを決められるのは自分だけです。
もっと端的に言えば、自分の心がどう感じるかということです。
今まで生きてきて身につけてきた本当の基礎能力と、本当の人間性を総動員して、本音で活動し、自分でベストだと思う企業に入れれば、人間はいちばん満足できます。
ファジーの中からベストな一社を決められるのは、就職活動を通じて自分が得てきた情報力と、自分の判断能力だけです。
いい就職ができるかどうかは、就職部やOBに聞いても分かりません。
自分の「いい就職を見極める力」で判断し、「人事担当者と本音で話し合った自分」を信じることが一番です。
そして、「本当に、この会社で働きたい」と思える企業に「本当に、あなたがほしい」と迎えられれば、一番の、いい就職なのです。
企業選定の基本は、50/50の企業群から就職先を決めることです。
50/50の企業群の精度はできるだけ正確でありたいものです。
企業のレベルが自分より高いのはダメですが、自分より低くてもまた張り合いがないものです。
いい就職をするためには、企業選定行動、内定行動を同時進行で何度も、順不同で繰り返しながら、総合力(基礎能力+人間性)を上げていくしかないのです。
この力は、企業を実際に回り、本当のことを言い、本当のことを知り、本当の自分を向上させていく、すなわち、本当の就職活動をしていかないと絶対に身につきません。
逆の言い方をすれば、本当の就職活動をすれば、誰にでも必ず総合力はついてきます。
そして、50/50の精度も上がってきます。
就職活動は、机上での分析や事前にできる準備は少なく、勝負は、現場でどこまで総合力を伸ばせるかによって決まるのです。
そして、本当の就職活動をしていく過程で、ぜひ、テクニックではなく人間そのもの、
すなわち「テクニックを除いた、基礎能力+人間性」を磨き、「本当の人間性」を上げていってください。
就職活動は大変な活動なので、まじめに取り組めば、人間が大きく成長します。
また、就職活動とは直接関係がなくても、サークル活動やボランティア活動など、人間としての魅力を向上させる活動なら、大いに心がけてもらいたいものです。
本当の人間性を上げていくことができれば、その結果として、「より上位の企業」も可能になります。
企業ランクにこだわる必要はありませんが、新卒就職のメイン目標をクリアしており、
本当の人間性による戦いならば、上位戦線にもどんどん参戦し、大いに競争してください。
念を押しておきますが、活動しながら向上させてほしいのは、内定を得るための就職テクニックではなく、本当の人間性です。
例えば、面接を有利にするためのサークル活動やボランティア活動なら、マイナスになるだけです。
前述したように、日本では現在でも、学歴や偏差値という評価が大きいと言えます。
この評価を打ち破って、さらに上位の企業をめざしていくためには、テクニックではなく、本当の人間性を上げていくしかありません。
仮に頑張って活動しても、企業ランクが上がっていかなければ、それでもいいのです。
等身大の自分に合った50/50のランクで、いい就職ができる企業に入ればいいのです。
つまり、「より上位の企業に入る」という目標をクリアしていくということは、いきなり上位企業に手を出すのではなく、本当の人間性を上げていき、50/50の企業群のランクを上げていくということなのです。
50/50を外さなければ、本当のコミュニケーションができ、いい就職ができます。
本音で活動し、テクニックではなく本当の人間性を上げていく就職活動は、50/50のランクを上げることでもあり、そうすることにより、上位企業でも本音での活動が可能になってきます。
50/50の企業群のランクが、最終的にトップ企業群であれば、トップ企業の中から、いい就職ができる企業を選ぶことができるということです。
つまり、
企業ランクは、就職活動を通して得た結果
なのです。
就職先企業のランクは、あらかじめ設定できるものではありません。
最終的に就職先となるのは一社だけで、それは、各自のレベルに合った50/50の企業群の中から、各々、いい就職ができる企業を選べばいいのです。
要するに、
本当のコミュニケーションができる企業群の中で、最も高い実力が求められている(=最も、やりがいのある)企業を選べば、ベストの就職
なのです。
最後に老婆心ながら、心の在り方についても述べておきます。
就職では、「本当にベストの就職ができた」と心から喜んで入社することが極めて大切です。
絶対に、「チェッ」という気持ちで入ってはいけません。
本当のコミュニケーションをしてくれたり、自分を評価してくれたことへの感謝の気持ちを持つことが、一番のポイントといってもいいかもしれません。
そして、内定したときの嬉しい気持ちを忘れずに、企業や社会に貢献しようと一生懸命に働けば、本当にベストの就職となるのです。
無理に、上位企業や、やりたい仕事をめざすよりも、分相応の企業で、やりがいのある仕事を、喜んでしていくことの方が、総合的にみて、はるかに幸せな就職であるというのが、私の経験から得た結論です。
読者のみなさんのご健闘を心よりお祈りします。
カテゴリー:就職活動
「お呼びじゃない」という企業を無理に受験してはいけない
現在の就職は、実力主義と長期戦だと言われています。
当たり前のことですが、実力主義の世の中で強いのは、実力のある人です。
完全な実力主義による戦いとなれば、実力のない人は、ひとたまりもありません。
そして、就職はゴールではなくスタートです。
いい就職をしておかないと、現時点で勝っている人も将来は危険ですし、逆に、いい就職をしておけば、今、負けている人も十分に逆転が可能なのです。
これからの時代は上位企業に入っても勝者とは言い切れませんし、下位企業に入ったからといって敗者ではないのです。
つまり、本当の就職活動をすれば、誰にでも、勝者になれるチャンスがあります。
それが長期戦の意味なのです。
実力主義も長期戦も、就職業界に入ってくると変な意味になってきて、
「これからは実力主義だから学校枠、男女枠がなくなる」
「学歴よりも資格だ」、
あるいは
「長期戦だから、活動時期が長くなる」
「秋採用、通年採用の企業も増えてきた」
などのトンチンカンな説にすり替わってしまっています。
大学受験こそ実力主義による戦いですし、その勝者(高偏差値大学の学生)は実力があると考えるのが自然です。
また、詳細は省きますが、女性と男性が同じ勤め方、働き方をするのは無理があると思います。
また、学歴を上回る評価の資格を取るには、非常に高い実力が必要です。
そんな高度な資格を取れるほど実力の高い人は、大学入試でも高得点を取れるはずです。
入試も資格もペーパーテストという点では同じですし、使う能力もほぼ同じです。
また秋採用や通年採用は、普通の新卒学生には、ほとんど関係がありません。
企業に入るための実力をつけ、企業ランクを上げることが実力主義ではありません。
ハードな準備をして受験能力を高め、上位ランクの企業を無理にめざすことはないのです。
もちろん、50/50の企業に入れば、それで安泰という意味ではありません。
これからの時代は大競争なのですから、いずれは、東大の学生から、下位レベルの大学・短大生や専門学校生まで、同じ土俵で戦うことになります。
また、会社勤めということだけを考えれば、基本的に女性も同じです。
その勝負に、歳終的には勝たねばなりません。
将来勝つためにこそ、今、50/50の企業に、いい就職をするのです。
今の時点での総合力の評価は、企業ランクには結びつきますが、人生の勝ち負けには直結しません。
そして、仮に今の時点で評価が低い人でも、入社後、コツコツと実力をつけていけばいいのです。
逆に、そうしていくしかありません。
社会では、寝ているウサギも多いものです。
上位企業に無理に入って実力を伸ばせない人はたくさんいます。
どんな人でも、50/50の企業にいい就職をすれば、将来の逆転は十分に可能です。
したがって、自分の周りにある求人情報で就職活動をすればいいのです。
無理にインターネットで上位企業にアクセスしたり、資料請求をしても送ってこない企業に何度も電話をするなどして、「お呼びじゃない」という企業を無理に受験する必要はないのです。
これは時間の無駄です。
そして、何よりも精神的なダメージを受けてしまう危険性があります。
自分より上位ランクの企業を受け続ければ、つらく苦しいだけの就職活動になってしまいます。
満たされない思いが企業や社会への怒り、批判の気持ちへと変わり、人間性を低下させ、ますます、いい就職を遠ざけてしまいます。
そのうちに「もう、どこにも就職できないのではないか」と不安な気持ちになり、
最終的には大変投げやりで逃避的な就職活動をしてしまう人がとても多いのが現状です。
就職は複雑ですし、学生には経験も知識もないので、諸説に惑わされることが多くても仕方がないと思います。
しかし、実力主義と長期戦の本当の意味は、「入ってから、実力をつけた人が、長期的にみて、勝ち」ということです。
本当の勝者は、企業ランクの競争に勝つ人ではなく、本当の実力主義と長期戦を制する人です。
入ってから幸せになれる就職をした人が、本当の勝者なのです。
いい就職を妨げている最大のものは、自分の力量を超えて、より上位の企業に入りたいという心です。
どんな人でも初めは上位企業を希望すると思いますし、
その気持ちも十分に分かるのですが、就職活動に行き詰まったら、この企業ランクの問題を真剣に見つめ直してみてください。
カテゴリー:就職活動
50/50の基準は、ほぼ偏差値
新卒就職では、まず50/50の企業群を見つけることが重要です。
50/50の企業群を見つけ、訪問するときが、実質的な就職活動の始まりといってもいいでしょう。
そして、その企業ランクは、自分の総合力(基礎能力+人間性)のランクです。
もちろん、総合力は、頑張って活動すれば上がっていくものです。
理論的に言えば、
本来の、50/50の企業群=いい就職を外さない最大限の準備をし、本音で活動しても落ちない企業群のこと
です。
それが自分にとっての適正な企業ランクです。
しかし、現実的には、50/50の企業ランクは本来の「学生の総合力」ではなく、「(営利を追求している企業という立場からみた)学生の総合力の評価」で決まってしまうことが多いようです。
しかも、学生の総合力の評価は、「現在の総合力」ではなく、「十八歳時の総合力」で評価されていることが多いのです。
特に母集団として考えた場合、学生の評価は、十八歳時の評価、すなわち、ほぼ偏差値通りなのです。
もっぱら基礎能力に関して言えば、多くの人の評価は「基礎能力=学力=偏差値」です。
確かに、仕事は頭だけでするものではありませんし、頭でっかちはいけませんが、実際に学生にとっても社会人にとっても、学力は重要です。
また、基礎能力の中には、就職戦線において不可欠なコミュニケーション能力なども含まれます。
ただ、この「コミュニケーション能力」は「うまく言う力」ではなく、相手を思いやる心、協調性など、すなわち人間性で優劣が決まるものです。
ちなみに、営業マン(セールスマン)にしても、うまく言う力よりも相手を思いやる心の方が、はるかに重要だし、現実に求められます。
実際に、口のうまい人よりも顧客を大切にする人の方がモノを売れるのです。
人間性を上げることなく、中身の伴わない、間違ったコミユニヶーション能力を特訓している人も多いようですが、
うまく言う力を求めている企業は、コンマンシップ(コンマンとは詐欺師のこと)を求めている企業といってもいいでしょう。
さて本来、評価されるべき学力とは、当然、今の学力です。
大学、短大、専門学校で身につけた学力こそ評価されるべきものです。
しかし、日本では、大学の偏差値が高ければ、その大学に通う学生にも、高い基礎能力があると評価されています。
極端な話、大学を中退しても、世間的な評価はほとんど変わりません。
なぜなら、日本の大学は「入ってしまえば、卒業するのは簡単」だからです。
実際に大学に通っていれば分かると思いますが、講義にも出ないで、遊びまくっている人が非常に多いのが現実です。
それでもほぼ全員が卒業できるのですから、大学での講義や「卒業見込」などが、高く評価されるはずはありません。
また、講義に出ないで遊んでいても、試験の直前にノートを集め、多少のテクニックを使えば「優(A)」が取れるのですから、成績に関しても同様です。
つまり、多くの学生にとって、唯一、企業からみて評価される基礎能力は、高偏差値大学の入学試験を突破したということだけなのです。
十人歳時に行なわれる受験戦争は、ほとんどの人が参加する大競争であり、本気の戦いです。
その勝者の力(点数を取る力=偏差値)は、当然、評価されるべきものです。
そして、大学在学中に大きな成長が期待できないのであれば、受験時の基礎能力をそのまま引きずった評価をするのも的を射ています。
現実に、一般常識や適性検査の結果は、十八歳時の受験(偏差値)とほぼ一致するといわれます。
英語や数学が、一般常識、通性検査、資格などに変わっても、点数を取る競争での勝ち負けは、当然のごとく、ほぼ受験の結果通りとなります。
そして、これは多少問題だと思いますが、企業が求める「人間性」の評価も、受験の結果である程度判断されてしまっています。
なぜなら、大学受験のためには、ただ知識を詰め込むだけではなく、努力や根気、意欲、体力、そして目標に向かって頑張るというひたむきさなどが必要だからです。
つまり、大学受験は、十八歳時の総合力(基礎能力+人間性)の戦いととらえられており、その戦いを制した「高い偏差値の大学に行っている人」の評価が、そのまま現在にスライドしているのですから、就職でも学歴・偏差値が評価されるのは、ある意味では当然とも言えるのです。
もちろん、受験の結果(偏差値)では、人間性の中でも特に大切な協調性や人に対しての思いやりなどが分からないため、本来、人間性を評価するものとはなり得ません。
しかし、いい悪いは別にして、企業からみた場合、最も明確に見えているのは、学歴(偏差値)であることが多いのです。
確かに、四年間(実質的には三年間。短大や専門学校では実質一年)で何か特別なことをした人もいるでしょう。
しかし、特別なことができる人間はそんなに多くはありません。
多くの人は、特別の才能がないから、特別の才能がなくても努力で何とかなる受験勉強を頑張るのであり、
特にやりたいことも見つかっていないから、とりあえず進学というステップアップとなる道に進むのだと思います。
この道は正しいと思いますし、私も評価したいと思います。
つまり、学生の評価は、学生時代に何か特別なことをした人を除けば、受験偏差値とほぼ同じになるのです。
分かりやすく言ってしまえば、
50/50の企業群=学校の偏差値と同等の企業
です。
納得のいかない人もいると思いますが、今の評価はきちんと受けとめて、就職では将来のことを考えて活動してください。
学校によって差をつけるのは差別だと言う人もいますが、せっかく十八歳時に高い点数を取って難関校に入ったのに、何の評価もされないということこそ納得がいかないでしょう。
企業からみても、低い点数の人より高い点数の人の方がよりいいのです。
確かに、偏差値による輪切り教育には問題もありますし、人の評価は学歴や偏差値で決まるものではありません。
それに、努力と点数が比例するとは限りません。
しかし、現実には、学歴・偏差値の存在は大きいのです。
そして、よく考えてみると、前述のように学歴や偏差値を重視する理由もあるのです。
なお、誤解なきよう念のために述べておきますが、偏差値だけで人間を評価するのは完全に間違いです。
それに、就職試験の場合、偏差値だけで採用を決めているという企業はありません。
企業は、応募者の絞り込み検索ワードの一つとして偏差値を利用しているにすぎません。
企業も、すべての応募者と会うことは物理的に不可能です。
企業が効率を考えるのは当然であり、企業が、学生の母集団の基準として偏差値を重視するのも、当然の行動です。
そして企業は、応募者をある程度絞り込んでから、さらに多くの試験をして、最終的に採用する人間を決めています。
この採用活動は、「偏差値だけで、人間を判断する」ということではなく、やむを得ない行動であると思います。
「偏差値」という言葉に過剰な反応をする人もいるようですが、
要するに、自分が全体の中で、どの程度の水準にあるのかを客観的に把握して、自分と同等の企業を受けるのがいいということです。
50/50の企業群の見つけ方
50/50の企業群を一発で掘り当てることは困難です。
50/50の企業群は、まずはアバウトに「この周辺の企業」といった程度でかまいません。
そして、本音による企業訪問を繰り返すことで、徐々に50/50の企業ランク、すなわち、いい就職ができる企業群を確定していけばいいのです。
企業には、大学受験ほどに整備された偏差値はありません。
しかし、その代わりになるものはあります。
ランキングや企業規模など、すなわち客観的にみた「いい企業」の基準です。
多くの場合、企業の難易度は、需要と供給で決まります。
行きたい人が多い企業ほど「客観的にみた、より、いい企業」です。
そして、企業からみて、採りたい学生が多くいる学校ほど「より、いい学校」なのです。
高偏差値大学に通う学生は、すべてとは言いませんが、その多くが努力家で優秀、そして常識的なセンスを持った人たちです。
企業は効率を考えて行動しなければなりません。
はっきり言って、学校の偏差値によって、求人を出してくる企業ランクは大きく変わります。
具体的に言うと、50/50の企業群を選定する目安は、無理をしなくても寄せられてくる求人かどうかです。
自分の学校に来た求人、就職部や自宅にDMで来た情報誌の求人、学生職業センターの情報など、自分の周りにある求人が、おおよそ50/50の基準です。
OBから接触があった企業、学校で説明会を開催する企業なども50/50の企業群です。
つまり、
自分の周りにある求人企業が、50/50の、おおよその目安
です。
いい就職をするためには、まず、学生と企業(人事担当者)が一対一の関係になることが大原則です。
一対一の本当のコミュニケーションをしないと、いい就職ができる企業かどうかは分かりません。
しかし、上位企業においては当然、多数(学生)対一(企業)という状況になります。
学生は一斉に手を上げ、企業から指名してもらわないと一対一で話ができません。
一生懸命に手を上げても指名してもらえないのでは、いい就職は無理なのです。
採りたい学生は、集団の中でも光って見えるという話を人事担当者から聞いたことがあります。
光って見えなくても、50/50の企業なら、指名してもらえる可能性は高いのです。
しかし、極端にランクの違う学生に囲まれ、集団の中に埋没してしまうのでは、一対一の関係に持っていくことすら、まず無理です。
ちなみに、一般の人でも知っているような有名企業の偏差値は、アバウトですが、六五以上であり、学生全体の中で偏差値六五以上の水準にないと、応募しても、まず、いい就職はできません。
50/50を外すと、多くは「まとめて、お引き取り願います」ということになります。
最近では、インターンシップ制も上位企業を中心に導入され始めています。
これは、企業の雰囲気や仕事の様子を直に体験することができる素晴らしい制度であると思います。
しかし、これに参加できるのも50/50が基本でしょう。
あまりにランクの異なる学生は、応募しても、お呼びではないはずです。
現実問題として、仮に自分の総合力(基礎能力+人間性)の評価が不当に低いとしても、それを基準にしたランクから就職活動を始めていった方がいいと思います。
いい就職のためには、まず自分にとっての50/50の企業群を見つけることです。
そして、最初の一歩から就職活動を始めていけばいいのです。
なお、女子の場合は、総合力が高くても、女性であるという理由で企業ランクを下げて考えなくてはならない現実がまだあります。
納得のいかない気持ちは分かりますが、どうか冷静に、客観的に50/50の企業群を見つめてほしいと思います。
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企業ランクの基本は、フィフティー・フィフティー(50/50)
本当のコミュニケーションをして内定を得る企業とは、自分と対等な関係(フィフティー・フィフティー。以降、「50/50」と記します)の企業です。
応募先企業としては、本当のことが聞け、本音で話せる企業が良く、それは自分と50/50の企業なのです。
50/50の企業とは、いわば等身大の企業ということです。
等身大の自分を素直に述べて、通用しない場合は50/50ではないのです。
50/50の企業なら正直に自分のことを言っても、十分に自己紹介+自己PRになります。
多くの人は知名度の高い上位企業を中心に受験すると思います。
しかし、上位企業で本当のコミュニケーションをさせてもらえない場合には、自分が本音で話せるランクまで、どんどん企業ランクを下げていった方がいいのです。
企業の知名度がだんだん低くなり、また規模が小さくなっていくかもしれませんが、それでもかまいません。
むしろ仕事や上司が具体的に分かるなどのメリットも数多くあります。
企業ランクを気にしないというのは難しいかもしれませんが、入社時点の企業偏差値より、入ってからの幸せ基準で企業を選んだ方が、ずっといいのです。
もちろん、この50/50の企業群すべてが、いい就職ができる企業という意味ではありません。
50/50の企業群=いい就職ができるかどうかを判断することができる企業群のこと
です。
この企業群の中に、ベストの、いい就職ができる企業が必ずあります。
そして、50/50の企業群から、いい就職を実現できる企業を見つけ、内定を得ればいいのです。
50/50の企業なのですから、本当のコミュニケーションをして、いい就職の条件を十分に検討することができます。
良くない企業、自分に合わない企業は行けば分かります。
自分と企業とのミスマッチも避けられます。
そして、ウソや誇張を使わなくても内定は可能です。
中には、50/50だと、どこまでも下がってしまうのではないかと考える人もいるかもしれません。
しかし、私の経験で言えば、必ず下げ止まります。
つまり、誰にでも50/50の企業はあります。
仮に無名の中小企業しかなくても、まず、いい就職をして、企業に入ってから実力をつけていく方が、これからの時代では賢明です。
ちなみに、新卒を募集する企業は、たとえ無名の中小企業であっても、企業全体の中では上位の企業です。
新卒を採る企業は、企業全体からみれば一部であり、松竹梅で言えば、松の企業です。
数年は利益を生まない新卒を採用し、自分で育てて使おうとする企業は立派な企業です。
焦らずに、安心して50/50の企業に入り、実力をつけていけばいいのです。
カテゴリー:就職活動
企業選定の基本は、「本当のコミュニケーションをして内定を得る企業」を選ぶこと
企業訪問の目的には、企業選定と内定の二つがあります。
二つの処理を同時に行なっていく、すなわち「企業を選びながら、内定を得る」のは、そう簡単ではありません。
企業選定行動を重視して本当のコミュニケーションをすると、上位企業にはなかなか受かりません。
逆に内定行動を優先すると、いい就職を外してしまいます。
それでは、どのように行動すればいいのでしょうか。
結論から言いますと、
企業選定の基本は、「本当のコミュニケーションをして内定を得る企業」を選ぶこと
です。
いい就職ができる企業かどうかを知るためには本音で話すことが不可欠で、本音で話せるためには、まず、本音で話せるランクの企業を選定することです。
ウソや誇張が入ってしまうのは、自分より数段上のランクの企業を受験しているからです。
学生と企業のランクが明らかに違えば、どうしても
「私はすごい人間です! 何でもやります! 入社させてください!」
という、ゆがんだ関係になります。
就職戦線は、学生にしろ企業にしろトップ偏重であり、一般的に言われている就職戦線とは「トップ(上位)戦線」のことです。
基本的に、就職戦線には上位企業の情報しかありません。
その結果、下位レベルの学生でも、日本を代表するような上位企業に入れるかのような錯覚を起こしてしまいます。
また、錯覚を起こさせるような情報があまりにも多すぎます。
ほとんどの学生が、数少ない上位企業に集中してしまえば、就職戦線が異常なほど過熱しても無理はありません。
端的に言って、トップ企業にいい就職ができる人は、その企業と同ランクの人が中心です。
批判を恐れずに言えば、トップ企業にいい就職ができるのは、スーパーマン学生(超々難関大学の学生など)であることが多いのです。
なぜなら、彼らは、トップ企業でも対等の関係で話ができることが多いからです。
例えば、東大生が宣伝部門で働いてみたいと言えば、たとえトップ企業であっても、それに応じる具体的な回答があるでしょう。
労働条件などもきちんと説明されるはずです。
学生と企業が同ランクなら、
「どこでもかまいません! 何でもやります。給料は、いりませんッ!」
などと言う必要はありません。
つまり、トップ企業と本当のコミュニケーションができる学生は、トップ企業と対等の関係の学生であり、
そうでない人が上位の企業を受けても、いい就職の実現は難しいのです。
よく就職情報誌などで「学生と企業とは対等の関係であり、媚びる必要はないしなどと記載されていますが、それはあくまでも「対等の関係の企業を受ければ、対等だ」ということであり、
どの企業を受けても対等の関係で振る舞うことが無理であることは、実際に動いてみれば誰でも分かることだと思います。
何度も言っているように、就職は大学入試とは異なり、ただ上位の企業に入ればいい、というものではありません。
いい就職をするためには、自分と同ランク、すなわち、本当の仕事内容や身分を、人事担当者と対等な関係で話せる企業を受験することです。
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正しいモットーを持って生きることが、一番の自己PRになる
本来、自己PRに関しては、志望動機とは異なり、「これを言えばいい」というシンプルな模範回答はありません。
しかし、モットーを見つけることは簡単なことではなく、モットーがないという人も多いと思います。
流されやすい今の世の中、むしろモットーがない人の方が多いかもしれません。
そんな人は、ズバリ、先の「ルールを守る」「人の心を大切にする」ということをモットーにしてはどうでしょう。
これらは、今の世の中であまりにも欠けていることなので、このようなモットーの人が増えれば世の中が良くなっていきます。
世の中を良くするタイプの人は、企業にとっても必ずプラスになる人材だと思います。
モットーとは、これまでどう生きてきたかではなく、今からどう生きていきたいかということでもいいと思います。
今からでも遅くはありません。
本気でそういう人間になろうと思うのなら、それはモットーです。
「ルールを守る」と述べれば、ルールを守る企業に入れます。
そうすれば、自分もルールを犯さずにすみます。
そして、人の心を大切にすれば、自分の心も守られます。
そのモットーで落ちる企業には行かない方がいいのです。
要するに、正しいことをモットーにして、それに沿って仕事をしていく方がいいのです。
自分を曲げて企業に入り、その挙句、意に沿わない要領を使い、社会のルールを破り、利益のために人の心を傷つけ、犯罪的行為(軽いものも含めて)をしてしまう不幸などジネスマンがたくさんいます。
生きていくうえでの軸となるものは、うつろいやすい世の中の風潮や、やりたい仕事や上位企業という見栄などではなく、
不変のもの(人間としての常識など)に置いた方が賢明です。
そして、そのモットーを守っていけば、人間性も上がっていきます。
自己PRで最もPRLたいのは「基礎能力」よりも「人間性」です。
人間の幸せと、能力・実力とは、ほとんど関係がありません。
人間は、人間性が高い人ほど幸せになれると私は確信しています。
人間社会では能力や実力も大切ですが、より重要なのは人間性や人柄です。
時代が変わっても、人間の本質は変わらないと思います。
すなわち、モットーは、道徳だと考えればいいのです。
せちがらい世の中、「わけへだてなく、みんなと仲良くする」「いつも笑顔で人と接する」(ともに大変難しいことです)などをモットーにするのもいいでしょう。
社会に出ると、何が正しいのか分からなくなるときがあります。
そのとき、指針となるモットーを持っている人と、そうでない人とでは大変な差が出てしまいます。
どうか、この機会に、自分を売り込むための自己PRではなく、
人間として幸せに生きていくためのモットーを真剣に考えてみてください。
正しいモットーは、十分な自己PRになります。
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自己PRは、誰にも負けないという自慢ではなく、これだけは確かだというモットーを述べる
何といっても自慢系自己PRの悪いところは、学生にとっても企業にとっても、自分に合った企業なのか、我が社に合った人材なのかがお互いに分からないという点です。
人間は単細胞のアメーバではありませんので、実にさまざまな角度から分析することが可能です。
そして、角度を変えてみれば、いくつもの自己PRを作成することができ、それがたとえ正反対の主張でも決してウソとは言えないのです。
例をあげてみますと、「大胆かつ繊細」という人は、たくさんいると思います。
また、人間は誰でも優しいところもあれば攻撃的なところもあります。
強気なときもあれば弱気のときもあります。
自分がリーダーシップを取って決断することもあるでしょうし、協調の中で謙虚に振る舞うこともあるでしょう。
のんびりしているときもあれば、バリバリやるときもあります。
誰でも、やるときはやるのです。
つまり、人間にはいろいろな面があり、すべてを良い面としてとらえれば、自慢系自己PRはいくらでもできるものなのです。
そして、その正反対の特徴を、応募する企業によって使い分けている人がほとんどです。
先の例で言えば、大胆な人が求められている企業では「私は大胆です」と言い、
繊細な人が求められている企業では「私は繊細です」と述べるということが、当然のごとくに行なわれています。
この使い分けは内定ゲットのためには有効ですが、いい就職にはつながりません。
このような自慢系自己PRは、ウソは入っていなくても、すべての企業に通用させてしまえるので、自分に合った企業を見つける力、自分に合わない企業を除外する力がつかないのです。
入ってからの幸せを考えれば、本当の自分を正しく相手に伝えることが大切です。
苦手な仕事に就いたり、入ってからつらくなったりするような企業に入ってはいけません。
そこで、
自己PRは、誰にも負けないという自慢ではなく、これだけは確かだというモットー(信条・信念)を述べる
ことをお勧めします。
モットーは、固い信念ではなく、「こう生きていきたい」という希望でもかまいません。
例えば、「社会のルール、常識を守って暮らしていきたい」「人の心を大切にしたい(人の心を傷つけたくない)」というモットーの人がいるとします。
その場合、「清く正しく、人を大切にしたい」というモットーを中心にして自己PRを作成すればいいのです。
そして、どの企業に行くときも、このモットーを自己PRとして述べればいいのです。
企業によって、反応はさまざまだと思います。
「清く正しく」を、まじめで誠実な人と評価してくれる企業もあれば、まじめタイプはいらないという企業もあるでしょう。
また、「人を大切にしたい」を、顧客志向の考えができる人とプラスに評価してくれる企業もあれば、「そんなお人よしじゃ売れないんだよ」というマイナス評価の企業もあるでしょう。
これは業界によって異なるのではなく、各々の企業のカラーなのです。
当然のことですが、自分のモットーを述べて落ちる企業には入らない方がいいのです。
本当の心を述べて、高く評価してくれる企業に入るほど、入ってからは幸せに働けます。
このように、本心を述べることによってのみ、自分と企業との相性が分かります。
したがって、いい就職のためには、これだけは確かだというものを見つけることがとても大切です。
そして、モットーを見つけ、自己PRを作るためには自己分析が必要です。
つまり、自己分析の目的は、自己PR(自己紹介)のためなのです。
自己分析で志望企業や志望動機を決めることは無理ですが、モットーを見つけることはできると思います。
どうか、頑張って、これだけは確かだというモットー、そして、いい自己PRを見つけてください。
モットーとは自分の本当の心であり、それを見つけ、それに重なる仕事、そこから離れなくてもすむ仕事をしていこうという気持ちで就職活動をすれば、いい就職を大きく外すことはないのです。
カテゴリー:就職活動
自己PRに自慢はいらない
多くの学生は、特別に自慢できるようなことは、してこなかったのではないでしょうか。
また、プロでもだませるような自己PRを徹底的に作り上げようという人も、それほど多くはいないと思います。
多くの人の自慢系自己PRは中途半端で、PRにならないどころか、むしろマイナスになっているように思います。
実際に、学生のしてきた経験は、本人はすごいと思っていても、大したことはないというケースがほとんどです。
例えば、いろいろなエピソードを挙げて、「人脈の広さでは誰にも負けません」と力説しても、
それを本気にする人事担当者はいないでしょうし、その人脈をあてにする企業もないでしょう。
人脈が広いといっても社会で通用するものではありません。
また、
「インドを一人旅した冒険王」でも、旅行の内容にもよりますが、そんなに大したものではなく、だいたいはフィクションや誇張されていることが多いようです。
一般的に、普通の人々ができることは、普通のことであることが多いのです。
普通の学生にできることは普通のことであって、超人的なことではありません。
超人的なことができる人は、社会人の中でも少ないものです。
それなのに、
「私は、こんなすごいことをしました(さあ、どうだ!)」
「自己分析した結果、私にはこういう実力があります。その理由は○○です(さあ、どうだ!)」
とPRすれば、シラけるだけです。
しかも企業は、学生の、今の実力や経験や得たこと自体ではなく、むしろ人間性を知りたいのです。
人物を知りたいのに、フィクションや演技の自己PRでは何も分かりません。
当然、あまりに派手で、その人とかけ離れた自己PRは、人事担当者も見抜いています。
しかし、相手が真剣なので、その困った自己PRを我慢して聞かねばなりません。
これは、人事担当者にとってもつらい仕事です。
面接している時間の無駄ですし、就職活動のルール違反でもあります。
もちろん、中には本当にすごいことをした学生もいるのでしょうが、そういう人に限って、過剰なPRはしないものです。
「忙しい、忙しい」と言いふらしている人に、本当に忙しい人はいません。
忙しいと言っている人は、暇だから、そして自分の身を守るために、忙しいと自己PRしているだけで、この種の人は「アピールマン」と呼ばれ、ビジネス社会でも軽蔑されています。
就職活動では売り込むことも大切ですが、PRLたいのは、前述したように「ポテンシャル能力=基礎能力+人間性」です。
基礎能力+人間性を、自己PRなどの内容(原稿)で表すのは、かなり難しいと思います。
どんなにすごい自己PRを作成しても、人間の総合力は、スピーチの内容よりも、話し方や受け答えの仕方、態度など体全体で出るものだからです。
新卒の基礎能力をPRするには、自己PRを創作するよりも、筆記試験や適性検査の点数、学校の偏差値などの方が、まだ合理的です。
それらの方が的確に基礎能力を示すといってもよく、創作した自己PRなどより、ずっとPRになります。
また、
ウソや誇張を伴わない誠実で謙虚な言動こそ、相手に高い人間性を伝えることができる
と思います。
逆に、大したこともしていないのに、強烈なアピールをするのは嫌われるだけです。
強烈な自己顕示欲まるだしの人と一緒に仕事をしたくはありません。
自分をできるだけ高く企業に売り込みたいという気持ちが強くなると、どうしてもウソや誇張が入ってきます。
しかし、そんなにすごい自己PRを作っても、「基礎能力」を証明できないばかりか、「人間性」をも下げる結果となってしまいます。
自分を売り込みたいという気持ちも分かりますが、自己PRに自慢は不要です。
自慢は、エントリーシートなどで「自慢をしてください」と要求されたときにすればいいのです。
その際は、特別なものでなくとも何とか自慢できそうなものを、そのまま伝えればいいのです。
もちろん、本当に自慢できるものがある人は堂々と書いてください。
しかし、自己PRを無理に作ってはいけません。
一生懸命に作っても、いい就職にはつながりません。
ちなみに、学生にとって最もPRできることは、学校の勉強を一生懸命したということだと思います。
特別な能力がない人でも、特別な体験ができなかった人でも、勉強をするという機会はすべての学生に公平に与えられていたはずです。
学生の本分は勉強であり、それを一生懸命にした人は堂々とPRすべきだと思います。
現在、大学の授業があまりにも乱れているため、大学の成績は、ほとんど評価されていません。
しかし、成績ではなく、まじめに一生懸命勉強してきたという事実は、サークル、ボランティア、アルバイトなどの活動より、ずっと評価されるべきことだと私は思います。
繰り返しますが、学生の本分は勉強なのですから、評価されてもされなくても、自分の選んだ分野(商学部ならマーケティングなど)については、できるだけしっかりと勉強しておいてください。
そして、まじめに勉強してきた人は堂々と本分をPRしてほしいと思います。
カテゴリー:就職活動
自己PRで大切なのは、等身大の自分を伝えること
自己PRの目的は、(1)自己紹介、(2)自己PRです。
自己紹介は、いい就職ができる企業かどうかを選定するため、自己PRは、内定を得るためという意味が強いと言えます。
本来、就職活動は、学生と企業が、双方向のやりとりをしながら、企業選定行動、内定行動をバランス良く進めていくものです。
しかし、既に記したように、多くの人は内定行動重視の就職活動をしています。
これは、昔からのことですが、就職活動を
「自分という商品を売り込むプレゼンテーション」
と考えている人が多いからです。
つまり、多くの人は「就職活動=自己PR活動」となっています。
その結果、多くの人の自己PRは、自己紹介の部分が少なく、そのほとんどが、自己をPRするというプレゼン系、自慢系になっています。
最近では、質問が「自己紹介をしてください」であっても「学生時代に何をしてきましたか」であっても、「とにかく何でも自己PRに結びつけ、自分をアピールしろ」という教えが主流であり、
事実、ほとんどの人が、「自己PR=自分をアピールすること、自分を売り込むこと」と考え、実行しています。
売り込む(内定を得る)ことが目的なので、そのためのコピー(自己PR)も誇張したものになります。
内定を得るための自己PRは、就職アドバイザーなどによってどんどんブラッシュアップされ、エスカレートし、
最終的には「すごい人間です」という結論と、それを証明するエピソード合戦となってしまいます。
そのテクニックも、最近ではかなり高度なものになっています。
優れた作品は、人事のプロでも、それが創作なのか真実なのかを見極めることは難しいでしょう。
教える方、作る方もプロなのですから当然です。
現在市販されている志望動機、自己PR系の就職マニュアルのほとんどは、就職の本というよりもプレゼンテーションの本だと思います。
事実、就職マニュアルの多くは広告作りのプロや一流の営業マンが書いており、売り込むためのノウハウは確かに秀逸です。
そして、たとえ創作でも、強力な自己PRであれば、内定ゲットには有効なようです。
しかし、何度も言うように、いい就職をするためには、「客観的にみた、いい企業」よりも「個人ベースでみた、いい企業」に入ることの方が重要なのです。
自己PRでも、能力・実力を証明するよりも、人間性を出すことの方を優先すべきです。
したがって、自己PRは、むしろ自己紹介の部分に重点を置くべきです。
つまり、いい就職をするための自己PRとは、
いい就職をするための自己PR=
(1)まず、人となり(人間性)が伝わるもの、その上で、
(2)基礎能力をアピールできるもの
です。
自己PRでは、企業に対して本当の自分(以上でも以下でもない等身大の自分)が伝えられ、さらに本当の自分をPRできるものがいいのです。
それが、学生、企業の双方にメリットのある自己PRです。
企業は、「一緒に仕事がしたい人」を採用したいのです。
そして、学生は、
「ここで働きたい。この人たちと一緒に仕事がしたいと思える企業」
に就職したいのです。
学生と企業との双方に必要なものは 「本当のこと」だけです。
カテゴリー:就職活動
仮の志望動機を難しく考える必要はない
繰り返しますが、いい就職ができる企業かどうかは、企業対個人の問題であり、行ってみないと分からないもので、
いきなり書く(述べる)志望動機は
「ただ、いい就職ができる企業かもしれないという当たりをつけた」
という程度のものです。
「やりがいがあるから志望した」のではなく「やりがいがあると思うから志望した」ということです。
したがって、これも前に述べましたように、事前に出す志望動機などは、どの企業も同じく「御社が一番、やりがいがあると思うから」で十分です。
志望動機に凝るよりも、できるだけ多くの企業に出向くことの方が重要で、
「いい就職ができる企業だから」
という本来の志望動機を述べられる企業かどうかを見極めることの方に、力を注いだ方がいいのです。
ちなみに、選考を兼ねたエントリーシートでも、基本的に「御社が一番、やりがいがあると思うから」などの志望動機でいいと思います。
そして、例えば「OBの話を聞いて、そう思った」などという本当のことを書けばいいのです。
ウソや誇張を入れて志望動機を作っても、いい就職を外したのでは意味がありません。
また、最初の企業訪問やエントリーシートで、いきなりハードな志望動機を問う企業もありますが、同様に「御社が一番、やりがいがあると思うから」で通していいと思います。
企業訪問では、いい就職ができる企業かどうかを判断することが重要であり、それを確認しに来ているのです。
それなのに、事前にハードに志望動機を突っ込まれても困ります。
これは志望動機を聞いているのではなく、困ったときの対応能力や、人柄を知るために発している質問であると考えた方がいいのです。
その対処法に関しては、志望動機とは切り離して考えるべきでしょう。
これまでの時代の、いい就職の最低条件は安定した生活でしたが、これからの時代の、いい就職の最低条件は、安定した生活+やりがいです。
つまり、これからの時代では、志望動機は事前に述べられるものではありません。
事前に作れば、どうしても企業へのオベンチャラか「強引にひねり出した、やりたい仕事」になってしまいます。
それらは、いい就職と直接の関係はありません。
このことは、企業の人事担当者の方も十分分かっていると思います。
「就職は、企業や待遇などの雇用条件ではなく、やりがいで選ぶ」というのは常識となっているのに、企業や雇用条件しか分からない段階で、事前に志望動機を出させるというのは矛盾しています。
事前に詳細な志望動機を出させる企業は、これまでの時代のやり方を引きずった古い体質の企業か、ものすごく就職に強いスーパーマンのような学生だけを対象とした企業、
あるいは人気企業なので、応募者を絞り込みたいかのいずれかでしょう。
いずれにせよ、仮の志望動機を難しく考える必要はありません。
悩んでも正解は出ませんし、考えれば考えるほど、いい就職を外す可能性が高くなります。
時間がもったいないと思います。
前述したように、志望動機にウソや誇張、美辞麗句を書く(述べる)必要はないのです。
志望動機では、
本当のことだけを書いて(述べて)、結果は企業側の判断に任せればいい
のです。
本当のことを書いて(述べて)、書類選考や一次面接で落ちる企業には、もとよりいい就職はできませんので、入らない方が賢明です。
カテゴリー:就職活動
企業に行く前に出す志望動機は、仮の志望動機
いい就職ができる企業かどうかは、実際に企業に行ってみないと分かりません。
つまり、本来、志望動機とは、事前に出せるものではなく、少なくとも二回目以降の訪問時に出すものです。
しかし、現実的には、企業を訪問する前に、志望動機を出さねばならないというケースが多く見られます。
エントリーシートもそうですし、前述したように、学校指定の履歴書に志望動機欄がある場合もあります。
この場合、
「いい就職ができる企業だから」
「やりがいがあるから」
と書く(述べる)ことは、厳密に言えばウソになります。
それは、まだ分かっていないからです。
企業訪問をする前に出せる志望動機とは、
「いい就職ができる企業であるような気がするから」
「他の企業と比べて、いい就職ができそうな可能性が少し高いような気がするから」、
シンプルに言えば
「やりがいがあるような気がするので(志望しました)」
などという、あいまいなものとならざるを得ません。
残念ながら、企業に行く前には、いい就職の根本である、より高い実力が求められる仕事に就けるかどうかが分かりません。
企業に行く前から分かる「いい企業」という部分は、オプションである「より上位の企業」であること(企業そのもの)だけです。
つまり、本来、事前に書けるのは「企業そのもの」のことだけです。
もう少し詳しく述べましょう。
事前に書ける志望動機は、事前に分かっているもの、すなわち企業(企業規模や安定性など)や雇用条件(給料、休暇、勤務地など)の客観的データをもとにしたものとなります。
これらの所与のデータは「客観的にみた、いい企業」を証明するものであり、
ここから導き出す志望動機とは、「貴社の安定性、成長性」に代表されるようなもの、すなわち「企業そのものがいいから、そこで働きたい」というものになります。
実際、多くの人の偽らざる志望動機は
「客観的にみて、いい企業(=上位企業)だから」
です。
「上位企業だから入りたい。そこで働きたい」
というのは正直な志望動機だと思います。
そして、実際問題として、事前に出す志望動機で確実なことを書くのであれば、企業の良さを書くしかないのです。
しかし、現実の就職戦線では「上位企業だから」という志望動機は認められていません。
ほとんどの就職マニュアルにも「志望動機として、企業へのオベンチヤラはいらない」と書いてあります。
人事担当者も同じことを言います。
つまり、企業の良さを述べても内定にはつながりません。
それどころか、かえってマイナスになるようです。
その結果、客観的理由ではダメ → 主観的理由がいい → 何がやりたいか → やりたい仕事がない → やりたい仕事の強引なでっち上げ → 自己分析フィーバー → 「私のやりたい○○の仕事ができるのは御社しかありません!」
という力技になってしまうのです。
当サイトでは、「志望動機=何がやりたいか」とは考えません。
当サイトのスタンスは「やりたい仕事は分からない」であり、
「いい就職」と、学生が考える「やりたい仕事」との間には関連はないとしています。
頑張って、やりたい仕事を作り上げ、仮に上位企業の内定をゲットしても、企業ランクは、あくまでもいい就職のオプション条件です。
つまり、人事担当者と会う前に出す志望動機は、仮定法にならざるを得ません。
いわば、仮の志望動機です。
仮の志望動機はアバウトでかまいません。
企業に行く前に志望動機を書かねばならない場合(エントリーシートや履歴書など)には、
事前に出す志望動機=仮の志望動機の答=「○○という理由で、やりがいがあると思うから(志望しました)」
という主旨で、表現をアレンジしたものを書けば(述べれば)十分です。
そして、○○の部分は、やりがいがあると思った理由を、そのまま書けば(述べれば)いいのです。
「OBの話を聞いてやりがいがあると思った」
「就職部職員からの話」
「会社案内を見て」
「求人票を見て」
など、自分なりの企業研究をして、その範囲で感じたことでかまいません。
カテゴリー:就職活動
本来の正しい志望動機とは、考えるまでもなく「いい就職ができる企業だから」
現在では、志望動機と自己PRが就職活動で最も重要なものとされています。
事実、この二つは問われることが多いので、いい就職をするうえでも重要です。
しかし、志望動機も自己PRも、事前に考え抜いて作り上げるものではありません。
志望動機、自己PRは考えるものではなく、本心を述べればいいのです。
それでは、まず志望動機からみていきましょう。
志望動機についての就職マニュアルは大量に出ていますが、ほとんどが「何がやりたいか系」です。
志望動機を難しく考えてしまうと、就職活動が始められないということにもなります。
また、学校によっては、履歴書に志望動機を書く欄があり、ここが埋まらないために企業に行けないというケースも、実際に多いものです。
まじめで正直な人ほど志望動機には悩むと思います。
そこで、ここでは志望動機の概念と、最も簡単な志望動機の答を述べておきます。
まず、志望動機という質問は、
志望動機の質問=なぜ、この企業を志望したのか
ということです。そして、本来の答は、
本来の正しい志望動機の答=「いい就職ができる企業だから(志望しました)」=「御社を、いい就職ができる企業だと判断したから(志望しました)」
ということです。
もちろん、いい就職ができる企業とは「より高い実力が求められる仕事で、より上位の企業」です。
より分かりやすく言えば、
「(1)(個人ベースでみて)私は基幹社員として期待していただけると思いますし、
(2)(客観的にみて)御社は、より上位の企業ですので、ぜひ入りたいのです」
ということです。
そして、企業の人事担当者との、本音によるやりとりの中で、いい就職ができる企業であると判断した具体的な理由を、優先順位の順に述べればいいのです。
これが本来の志望動機です。
カテゴリー:就職活動
事前に出来る準備とは、一次選考で落ちない為の準備
事前の準備は、一事先行で落ちない為の準備で十分であり、それ以上はしない方がかえっいいのです。
過度な準備は、内定行動重視となり、いい就職を外す要因となります。
完璧な準備や理想の就職を追うことは危険です。
特に過度な自己PRや志望動機を準備すると、ウソや誇張が入り、企業選定行動と内定行動のバランスが保てなくなります。
また、今から得意なものを作ろうなどと思わない方が賢明です。
現状の自分の戦力で入れる企業に、できるだけ、いい就職をすればいいのです。
中には「資格を取ってから動こう」などと考える人もいるようですが、お勧めできる方法ではありません。
「スペシャリストになれ!」というのは、「中年以降に、スペシャリストになっていることが大切」という意味であって、「今、スペシャリストになれ」ということではありません。
「資格ブーム」「就社より就職」「なりたい自分になる」「新卒も専門職時代」などという言葉に惑わされてほいけません。
就職準備の具体的な方法については、書きやすいこともあり、実に多くの就職マニュアルが出ています。
就職準備には、自己分析をして自己PRや志望動機を用意することから、筆記試験対策、マナーまで幅広いものが含まれ、そのレベルもピンからキリまであります。
レベルの違いは、言うまでもなく志望企業のレベルの違いです。
そして、ほとんどの就職マニュアルは上位企業を目標としています。
多くの就職マニュアルが書いているのは、落ちないための準備というよりも、内定をゲットするための準備です。
要するに「勝つためのマニュアル」です。
確かに、高度な準備をすることはいいのですが、物事には限度があります。
就職の場合、その限度とは、「いい就職を外さない」ということです。
高度な準備をしても、いい就職を外したら意味がありません。
大学受験とは異なり、就職の準備は高度なほどいいのではありません。
適正な準備とは、落ちないための必要最小限、かつ、いい就職を外さないための、過剰とならない程度の範囲に収める必要があります。
そして、その範囲を決める基準は一次選考なのです。
つまり、事前にできる企業訪問のための準備=一次選考(最初の選考)で落ちないための準備=必要最小限の準備です。
カテゴリー:就職活動
受験準備の基本は、企業に行ったときに落ちないこと
最初の一歩の段階を卒業すると、いよいよ本当の就職活動(企業選定行動+内定行動)の段階に入ってきます。
企業選定行動1内定行動という流れで、いい就職をすることは難しいものです。
本来は、企業を見学させてもらうなどして、まず企業のことを知って、いい就職ができる企業だと分かってから受験(応募)するという体制が望ましいと言えます。
事前に企業見学をさせてもらえれば、企業と自分とのミスマッチはだいぶ減ることでしょう。
事実、中堅・中小企業を中心に、企業見学などを実施している企業も見られます。
また、最近では、インターンシップ制を導入している企業も増えつつあります。
しかし、数はまだ少なく、また導入しているのは超上位企業ですし、職種も決まっていないことが多いようです。
それに事前に書類が必要であり、それが選考の対象になるのなら、せっかくのインターンシップ制も「企業選定行動」ではなく「内定行動」になってしまいます。
インターンシップなどという素晴らしいシステムではなくても、ただ空いている席に座らせてもらい、一日、実際の仕事を見ていられるという機会があれば、企業や仕事の雰囲気がかなり分かると思います。
その際、学生側は質問をしてはいけない、企業側も質問に答えないといぅ方がいいのです。
なぜなら、現在では、本来、企業選定行動であるはずの質問ですら内定行0(;第2章 本当の就職活動の始め方と進め方動になっていることが多いからです。
それほど、現在の就職活動はゆがんでいます。
いずれにせよ、現状では、純粋な企業研究、企業選定の目的だけで、企業訪問することは、まず無理です。
多くの企業は、行けば試験であり、この段階での企業訪問の目的は、
(1)企業選定(いい就職ができる企業かどうかを知るため)と、
(2)内定(内定を得るため)の二つにならざるを得ません。
つまり、企業訪問とは、就職活動の二大要素を同時に処理する行動であり、就職活動においては企業訪問がメインである以上、企業選定行動と内定行動は、同時進行させるしかないのです。
したがって、自分が行きたいと思う企業であれば、落ちないための準備が必要です。
そして、その準備とは、結論から言うと、
事前にできる企業訪問のための準備=一次選考(最初の選考)で落ちないための準備
です。
一次選考は、書類選考の場合もあるし、筆記試験や面接の場合もあります。
企業訪問でいきなり落とされるのは避けたいものです。
まずは一次選考で落ちないことを目標としてください。
一次選考で落ちない程度の準備ができていれば、安心して企業に行けます。
実は、事前にできる準備はこの程度であり、後は、実際の就職戦線で活動しながらバージョンアップしていくしかないのです。
就職活動は、企業選定行動、内定行動を同時に処理していく必要があり、また、すべての要素は有機的に結びつき、相互に絡んでおり、個別に処理を完結させるということはできません。
実際に状況を見ながら、絶えず修正、調整を繰り返して進んでいくしかないのです。
これはかなり複雑な作業で、当然、活動を始める前にできるものではありません。
就職に必要な力は、実際の活動を繰り返す中で養っていくしかないのです。
したがって、事前にしておく準備は、一次選考で落ちないレベルで十分なのです。
つまり、
受験準備の基本は、企業に行ったときに落ちないこと
です。
この「落ちないこと」というのは、「受かること」とはニュアンスが異なります。
「受かること」とすると、上位企業内定至上主義となってしまう人が多いのです。
人より目立つため、人より目立つ為、人に勝つ為の特訓を、事前に行う必要はありません。
ハードな受験準備をする時間が合ったら、企業訪問に回して下さい。
出来るだけ多くの企業を訪問し、社会を知ることに力を注いだほうが得策です。
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新卒時が人生における最大のチャンス
就職活動には準備が二段階あり、最初の一歩のための準備は、就職戦線に出て行ける最小限のものでかまいません。
極端なことを言えば、企業にアポイントの電話がかけられれば、企業訪問は可能です。
この場合、電話のかけ方をマスターするということが最低必要な準備となります。
基本的に、新卒は、若さで企業に飛び込んでいけばいいと思います。
企業に行ってからのことは、企業に着いてから考えても遅くはありません。
最初の一歩の段階なら、極端な話、
最小限の準備は、ほとんどゼロでもいい
と思います。
人に迷惑をかけない、そして真剣な気持ちがあるのなら、準備不足で企業を訪問しても、いっこうにかまいません。
学校によっては何の指導もなく、気がつくと就職シーズン本番を迎えてしまっているというケースもあるようです。
就職活動は、いかに動いたかが勝負であり、適正な時期に就職戦線に出て、できるだけ多くの経験を積むことが重要です。
ハードな準備をするよりも、企業を訪問して、社会を知ることに力を注いだ方がいいのです。
まず、どんなレベルでもいいから動き出すことです。
企業に行っても、初めのうちは、自分の置かれている位置や状況、何をしているのかなどが、さっぱり分からないということになるでしょう。
周りの人に圧倒されたり、ときには怖くなってしまったりすることがあるかもしれません。
大きなミスをして、恥をかくこともあるでしょう。
しかし、学生が社会のことを知らないのは、ある意味では当然とも言えます。
学校と社会ではルールが違いますし、現代の教育で実社会のことを理解するのは、かなり困難です。
また、社会のルールが正しいとも限りません。
つまり、学生は社会のことを知らないのですから、初めのうちは滑稽に映ってしまうくらいでもいいのです。
最初から背伸びをしたり、現状を隠したりしても仕方がありません。
学生はもともとゼロに近い存在なのですから、就職活動も、高望みをせず、いちばん下のレベルから始めても何の問題もないのです。
もちろん、十分な準備もなく、適当に選んだ企業に行くのですから、その企業訪問が選考も兼ねたものであるなら、落ちることも多いでしょう。
しかし、この段階での企業訪問は、企業選定や内定が目的ではありません。
本当の就職活動を始めるためのプレ行動です。
新卒学生には、この行動が許されると思います。
最低限のルールさえ守れば、基本的に、就職の森は新卒学生にフレンドリーです。
ちなみに、企業側が「ゼロの人間」である学生と会ってくれて、きちんと話を聞いてくれる機会は、新卒の就職活動をしているときしかありません。
よく言われる「新卒時が就職における人生で最大のチャンス」というのは、そういうことです。
このように、就職では、とにかく、まず企業に出向くことが肝心です。
その際、必ず一人で行ってください。
企業にただ一人で乗り込んでいくのは、勇気がいります。
電話をするのも大変でしょう。
そういう思いをして企業を訪問すれば、必ず感じるものがあります。
そして、企業を回っているうちに、本当にやるべきことが少しずつ明確になってきます。
次に回る企業も自然に決まってくるのです。
なお、これは個人によって異なると思いますが、一般的には、いきなり上位企業を訪問するのは避けた方がいいでしょう。
これは、よく言われる
「いきなり志望企業に行ってはいけない。
最初のうちはヘタなので落ちる。
まずは中堅・中小企業で練習をしてから本命を受けた方が得」
という意味ではありません。
いきなり上位企業に行くことで、萎縮して戦意喪失したり、逆にすごい人たちを見て、内定行動偏重の就職活動に走ったりしてしまうということがあるからです。
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理屈ではなく、まず企業に行くこと
高度情報化社会になろうが、インターネットの時代になろうが、いい就職をするためのメインの行動は、自分の足で企業を訪問することです。
就職活動は、企業を訪問しないことには始まりません。
より高い実力が求められる仕事に就けるのか、企業そのものはどうなのかなどは、実際に行ってみないと絶対に分かりません。
就職は、個人ベースで考えるべきもので、実際に自分で行って、話して、その場の空気を吸って、肌で感じるものが何よりも重要な判断材料となります。
就職活動はPIAN、DO、SEEの試行錯誤を繰り返していくわけですが、その前に、まず「最初のDO」(最初の一歩)が必要になります。
就職活動では、最初の一歩に意外と手間取る人が多いようです。
確かに、就職活動は初めての経験であり、それは、アウトドア経験のない人が、一人で森の中を探検するようなところがあります。
本当の森に入るには、森の地形や自然、その中での動き方、危険から身を守る方法など、事前に周到に準備してからが望ましいでしょう。
しかし、就職の森(就職戦線)に関して言えば、最小限の準備でいいから、まず森に入って、その中で経験を積み、実力を上げていくという活動の方がいいと思います。
つまり、大切なことは、準備は簡単でいいから、まず動くことです。
中には、なかなか森に入ろうとせず、入り口で躊躇してしまう人もいます。
就職活動を過度に理屈っぽく考えたり、あまりに多くの情報を得たりすると動けなくなってしまいます。
新卒就職では、あまり考えていないで、簡単な準備でいいから、とにかく企業を訪問すること が重要です。
同様に、訪問する企業の選定も適当でいいと思います。
端的に言って、多くの学生は社会や仕事のことを知らないのですから、あこがれを除けば、行きたい企業も、やりたい仕事もないと思います。
多くの人は、志望企業を決めるための自己分析を必死に行なっていますが、企業を訪問する前に「自分に合った企業とは」などと考えることは、得策ではありません。
かえって間口を狭めるだけで、マイナスの方が大きくなります。
最初の一歩のための企業選定は、もっと簡単に考えていいのです。
興味があってもなくても、上位企業でも中堅・中小企業でも、たまたま求人票を見た企業でも、とにかく行ける機会のあるところに行けばいいのです。
訪問する名目も、説明会でもセミナーでも業界研究会、OB懇談会でも、採用試験でも合同面接会でも何でもかまいません。
要するに、スタートなんてあいまいでいいのです。
本当の就職活動を始めるためには、とにかく企業に行くことです。
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内定行動から始めてしまうと失敗する
いい就職のためには、まず、その企業を知ることが重要です。
特に「実力がつく=より高い実力が求められる仕事に就く」という条件を満たすだけでも、十分にいい就職であることから、この条件を満たす企業かどうかを必ず知る必要があります。
いい就職ができる企業かどうかは、ランキングを見ても分かりません。
いい就職ができる企業の基準は、客観的ではなく、個人ベースであり、
いい就職ができる企業かどうかは、実際にその企業に行ってみないと絶対に分からないのです。
しかし、現在の就職戦線では、企業を知ることが目的で訪問しても、企業に行けば、何らかの選考があることが圧倒的です。
企業が早い時期に開催する「業界研究会」や「工場見学会」など、いわゆる「説明会」系の企業訪問で落とされる人もたくさんいます。
また、会社訪問カードや、企業に行く前に提出するエントリーシートも重要です。
特に自己PRや志望動機は、かなりしっかりとした答を事前に準備しておかないと、対応できません。
一般的に、ひとたび選考外となれば、二度と受験のチャンスはありません。
早い時期から頑張って活動しても、準備不足で不用意に企業と接触すれば、命取りになります。
うかつに企業に行くことはできません。
つまり、理論的に考えれば、企業を訪問するためには、まず落とされないための準備が必要ということになり、企業を知ること以前に、必要な準備があるということになります。
そして、その理論を進めていくと、上位企業に内定するためには、すべての準備を高いレベルでしてからでないと、行動が始められないということになります。
実際、最近では、事前に周到な準備をしようとする人が目立ちます。
就職の準備や行動を始める時期は、どんどん早まり、このままのペースで進めば、入学早々から就職活動を始めるという時代になる日も近いでしょう。
しかし、完璧な企業研究、完璧な自己PR、各企業別に作成した完璧な志望動機、その他、筆記試験対策やマナーなど、
就職活動に必要な準備を完璧に整えてから動くという計画が無理なことは言うまでもありません。
そして、仮に就職予備校などに通い、企業訪問する前に完壁な準備とトレーニングを行なって、上位企業の内定をゲットしても、「いい就職」とは異なってしまうことが多いのです。
要するに、事前に完璧な準備ができる人など、まずいないのです。
また、完璧な準備はめざさないにしても、就職活動を、内定行動、すなわち準備から始めようとする人は多いものです。
これは、一生懸命に受験準備(受験勉強)をして、受験の実力をできるだけ上げていき、就職試験の時期における自分の実力(偏差値)に合った企業を選定し、
最終的にできるだけ上位の企業に入ろうという就職活動です。
これは大学受験とまったく同じ考え方なので、採用する人が多く、最もポピュラーな方法と言えるかもしれません。
受験準備を始めると、偏差値世代の習性で、どうしても上位企業に受かるための準備をしたくなります。
上位企業に入るため、内定行動もハードになります。
そして、企業訪問でも企業を知るということを忘れ、内定をゲットするための行動に終始してしまいます。
内定を得ることは当然必要なのですが、それに偏重してしまうと、マクロ的な視野が持てなくなります。
多くの人は、一生懸命、内定行動に取り組んでいます。
就職活動は学生にとって非常に大きなイベントなので、過度に力が入ってしまい、周到な準備をして、面接ですごいスピーチをして、上位企業の内定を得ようとします。
そして、いつのまにか、内定することが就職活動の目的となってしまうのです。
しかし、新卒就職のメイン目標は、より上位の企業に内定することではありません。
逆に、内定行動に力を注ぐほど、上位企業内定至上主義になってしまい、上位企業への内定をめざす過程で、いい就職を外してしまうことが多くなるのです。
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就職活動の二大要素は、企業選定行動と内定行動
人生の中で、仕事の占める割合は大きいものです。
就職は人間にとって非常に重要なものです。
そのため、就職活動も、非常に幅広く、奥が深いものとなります。
経済や景気、経営や労務、時事問題などの知識から始まり、
業界研究、企業研究、OB訪問、資料請求、筆記試験対策、面接対策、電話のかけ方、挙句のはてはあいさつやマナー、スーツの選び方、化粧などに至るまで、すべてが就職活動を構成する要素となります。
現在、就職に関しては、ありとあらゆる情報があふれています。
何を書いても、何を話しても、およそ社会や人間に関することは、すべて就職活動に関係してくるといってもいいでしょう。
このように、就職活動は多種多様な要素で構成されています。
しかし、それらを大きくまとめれば、企業を知るための活動と、企業に内定するための活動とに分けられます。
つまり、
就職活動の二大要素=企業選定行動+内定行動
です。
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企業が判断するのは「人間の総合力=人間そのもの」
新卒学生の能力とは、基本的に「基礎能力」です。
しかし、基礎能力で戦うといっても、まだビジネスにおける実務能力はないのですから、基本的に学力を中心とした「基礎能力」と言えるでしょう。
そして、企業が特に知りたいのは、基礎能力以上に、将来いかに伸びそうかということです。
新卒に期待されているのは将来性であり、これからの変わりゆく時代の中で、会社を切り盛りし、さらに伸ばし、あるいは変えていけるような人でなければ、
本来、新卒を基幹社員として採用する意味はないのです。
しかし、人間の将来性、すなわち「将来、この学生は大きく伸びるか」ということを見極めるのは非常に難しいことです。
強いて言えば、それを判断する基準は、協調性、人への思いやり、前向き、明るさ、素直さ、努力家などに代表される「その人の性格」、すなわち「人間性」であることが多いのです。
そこで企業は、多方面からのアプローチ(何回もの面接や適性検査など)を使って、学生の「基礎能力と人間性」を知ろうとするのです。
この「基礎能力+人間性」を一言で述べれば、ポテンシャル能力(潜在能力)です。
就職情報誌などで「ポテンシャル能力から専門職採用へ」などという記載をよく見かけますが、私は、これからの時代も、新卒学生に期待されているのはポテンシャル能力であると思います。
仮に今、高い専門能力がある人でも、ポテンシャル能力が低いのなら、その人は基幹社員として採ってはもらえないでしょう。
学生は、専門能力的にまだゼロに近く、顕在化している部分はわずかです。
企業が知りたいのは、隠れている膨大なポテンシャル能力です。
ポテンシャル能力とは、「将来の専門能力の元」であり、それを判断する材料となるのが「基礎能力+人間性」なのです。
つまり、就職試験で企業が判断する基準を言えば、
企業の判断基準=ポテンシャル能力=「基礎能力+人間性」=人間の総合力
です。
これは、生まれてから今まで身につけてきたもののすべてです。
企業が学生のポテンシャル能力を知るためには、「人間そのもの」をみるしかありません。
そして、学生が「人間の総合力」を分かってもらうためには、自分のすべてをさらけ出して、本音で活動するしかないのです。
これは基本的に創作不可能であり、本当の自分を前面に出していった方が、結果的にはいい就職に結びつくのです。
つまり、本当の就職活動の基本を一言で述べれば、本当の自分で勝負するということです。
就職活動に悩み苦しみ、その結果、偽りの就職活動に走って、いい就職を外してしまうのは、ほとんどの場合、この「本当の自分で勝負する」という基本を十分に理解していないからです。
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新卒就職は専門能力ではなく「基礎能力+人間性」での戦い
企業が求めている人材は、一言で述べれば、「一緒に仕事がしたい人」であると思います。
気持ち良く一緒に仕事をするためには、仕事をする能力が高いことに加え、人間的魅力が求められます。
いくら仕事ができても性格が悪い人とは一緒に仕事をしたくはありません。
逆に、人が良くても仕事ができず、周りの人に迷惑をかけるようでは当然嫌われます。
つまり、
企業が求める人材=高い能力(仕事ができる)+人間的魅力(人柄がいい)
でしょう。
したがって、企業に内定するためには、「高い能力+人間的魅力」を証明していくことが必要になります。
一般的には、面接、特に自己PRによって証明する機会が与えられます。
ビジネスマンとして重要な実力とは専門能力です。
学生からみれば、実力とは「将来の専門能力」です。
特に部長や課長などは、ビジネスマンとしての「幅広い基礎能力」があっても、専門能力がないと生き残っていくことは困難です。
したがって、転職する場合、幅広い基礎能力で戦うのは不利です。
しかし、専門能力が重要なのは、将来のことであり、今、すなわち新卒時に専門能力が必要なのではありません。
そもそも、新卒時に、そんな驚くほど優れた専門能力を持っている人はありません。
「誰にも負けない得意分野を作ろう」は、「やりたいことを見つけよう」と同様に、社会に出てからの目標であって、学生のうちにそんなものが身についているというケースは、ほとんどないものです。
したがって、中途で転職する場合とは逆に、新卒時に専門能力で戦うのは普通ではありません。
既に社会に出ている人なら専門能力という武器はあっても、新卒は、基本的には「基礎能力+人間性」で戦うしかない と思います。
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ウソや誇張が入るほど、いい就職からは離れていく
ウソや誇張などのテクニックを使わずに就職活動をすることは、非常に難しいと思います。
また、隠しておきたい過去や触れてほしくないことがある人もいるでしょう。
すべてをストレートに伝える必要はないと思いますが、いい就職のためには、できるだけ正直に、本当の自分、等身大の自分で企業に接していくことが基本です。
就職は、自分という商品を良く見せ、高く売り込むための広告宣伝活動ではありません。
就職では、テクニックを磨いて、自分の実力以上の点数を取っても意味はないのです。
ウソや誇張を言わなければ受からない企業は、自分に合ったレベルではないし、いい就職でもありません。
また、他人のおかしなスピーチを聞いて、異常だと感じたら、それは普通の感覚を持っているということであり、むしろそれを大切にしてほしいと思います。
ウソや誇張の就職活動をする人は、上位企業に入っても、結果的には失敗就職をする可能性が高い
のですから、羨ましがる必要はないのです。
そもそも、ウソで入った人はウソで生きていくことになります。
企業からウソの実力が買われたのです。
企業に入ってからも要領で生きていくことになります。
それも、企業では使える実力なのです。
企業には汚い仕事、ダーティな仕事もあります。
そういう仕事をする人も必要なのです。
入社試験で偽りの戦いをして、その力を評価されて入った人は、その企業にいる限り、一生その路線でいくことになります。
企業を辞めるまで要領による戦いを続ける、ダーティな仕事もいとわないという覚悟が必要です。
入るときは「要領やウソ」、入ってからは「きれいで、正直な仕事がしたい」というのは通用しません。
つまり、偽りの活動で入っても、いい就職とはならないのです。
「入ってしまえばこっちのもの。入ってしまえば、後は安心」
とはいかないところが、これからの時代の就職なのです。
就職では、「普通の感覚」を、ぜひ持ち続けてほしいと思います。
基本的には「入社のときのノリ」で入社後も過ごすと思ってよく、自分の本当の感覚でいかないと入ってからが苦しくなります。
自分を必要以上に飾りたて、自分の器以上の実力が求められている企業に入っても、つらい思いをするだけです。
入ってからの幸せを考えれば、内定を得ることよりも、本当の自分をさらけ出して話すことの方が、はるかに重要なのです。
また、上位企業に内定しても、要領のいいだけの人間、ずるい性格の人間になってしまっては、長い人生で考えた場合、マイナス面の方が大きいのではないかと思います。
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就職戦線に毒されるな
残念ながら、実際に就職活動を始めると、周りの人の猛烈な活動に感化され、内定行動中心の活動に変わってしまう人が圧倒的に多いようです。
内定行動がエスカレートすると、より上位の企業をめざし、ハード準備、ハード活動となり、その訓練の過程で、いい就職から遠のいていくことが多いのです。
結局、いい就職を妨げる最大の要因は、上位企業をめざすという考え(上位企業内定至上主義)なのです。
特に私も含めて偏差値世代は、「いい就職」を考えていても、少しでも油断すると、この考えが頭をもたげてきます。
その結果が、現在の就職戦線です。
資料請求(という名の立候補)数百(昔は手書きのハガキ、今はインターネット)。
異常に早い活動開始時期。
「誰にも負けません!」「御社しかあり得ません!」
と断言しても違和感がないほどに、きちんと創作された志望動機や自己PR。
それを納得させてしまう演出。
面接の特訓。
何度も訪れた方が有利になるという理由で回数を競うOB訪問。
コネの横行。
その他の活動も、どんどんエスカレートしています。
整形手術までする人もいるようです。
要するに、受かるためなら何でもするというスタンスです。
入りたい気持ちが強くなると、落とされるのではないかと思って、聞きたいことも開けません。
こんな精神状態では、入ってからのことを考える余裕は持てないでしょう。
もともと、入るときは、これまでの時代も実力主義でしたが、これからの時代は、さらに実力主義に拍車がかかるでしょう。
筆記試験、面接、エントリーシートの高度化などに伴い、上位企業に入るためには、さらにハードな受験勉強が求められるでしょう。
学校のランク付けにょる差別もシビアになっていきそうな予感がします。
加えて、就職戦線にはウソがあふれています。
セミナーや説明会の日程、女子の採用などについての偽りの情報や、妙な噂などが氾濫しています。
現在の就職戦線は、残念ながら、スッキリとした形で、いい就職ができるほどに成熟していません。
はっきり言って、「要領のいい人が勝つ」という土壌があります。
就職試験で最も高いウエートを占めるのは面接であり、その中でも自己PRと志望動機が合否を分けます。
つまり、自己PRを高度に完成させ、さらに素晴らしい志望動機にも結びつけることができれば、上位企業の試験に受かるのです。
事実、説得力もあり、強引さも感じさせずに、非常にうまい、感動的なスピーチをする人はいます。
受験のプロなら、受かるための高度な自己PR+志望動機を研究し、次々と内定をゲットしていくことができると思います。
また、それほどではない一般学生でも、上位企業に内定することは可能です。
内定を得ることが目的ならば、動いているうちに、「なるほど、こうすれば受かるのね」というコツが分かってくるはずです。
そのテクニックは、動いているうちに嫌でも身についてきます。
予備校などに通わなくても、上位企業に内定する方法はたくさんあります。
最も簡単なのは、多くの面接に行き、他人の素晴らしい自己PRや志望動機をバクることでしょう。
人間のベースとなるものは共通で、それほどの違いはありません。
他人の自己PRや志望動機でも、少しアレンジすれば十分に使えます。
そして、トレーニングを積み、場数を踏めば、堂々と言えるようになります。
創作でも、パクリでも、現実に受かっていくのです。
現在の就職戦線は本当におかしいと思います。
まじめな人は、あっけにとられるか、ショックを受けてしまうと思います。
就職活動や社会が嫌になって、フリーターになってしまう人もいると聞きます。
まじめな学生から
「結局、過剰な自己PRをして、ずるくて、要領のいい奴が通るんだ」
「ただの旅行を、よくあそこまで言えるよな」
などという怒りの声をよく聞きます。
しかし、そんな学生も、実際に就職活動を始めると、みんながウソをついている ムらいから、自分もウソをつかないと損をするような錯覚に陥ってきます。
そして、「とにかく内定がほしい」という焦りの気持ちも加わり、最終的には同じことをしてしまう人が多いのです。
就職活動をすることによって、平気でウソを言えるような性格へと変わってしまうとしたら、本当に嘆かわしいことです。
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内定ゲットに固執しないこと
就職活動を通じて、ぜひ守ってほしいことがあります。
それは、ウソをつかないということです。
本音による行動を通してでなければ就職先企業は決められません。
第一部で記載したように、いい就職のためには、「より上位の企業」よりも優先順位が高い条件があるということを忘れてはいけません。
いい就職ができる企業かどうかを見極めるには、まずは本音でいくしかないのです。
大切なことは、学生からみれば、本音を伝え、いい就職ができる企業かどうかを見極めること、そして、断られないこと(内定を勝ち取ることではありません)。
企業からみれば、本音を伝え、いい学生かどうかを見極めること、そして、その学生から断られないこと。
この関係でこそ、お互いに「いい商い」になるのです。
当サイトで上位企業内定至上主義を批判的に書いているのは、
「上位企業」が、いい就職に直結しないという理由だけではなく、ひたすら上位企業をめざすと、内定を得たいがために本当のコミュニケーションができなくなる可能性が高いからです。
いい就職ができる企業かどうかが分からないまま、ばくち的な就職をすれば、当然ミスマッチになります。
就職活動で最もまずいのは、ウソや誇張が入ることで、これらが出てしまうと、いい就職が根底から崩れてしまうのです。
もちろん、企業訪問の目的は、企業を知ることだけではありません。
学生にとっては、企業訪問の第二の目的、すなわち企業の試験に合格することも重要でしょう。
現実の就職戦線では、企業に説明を聞きに行っているつもりでも、実は試験であることが多いものです。
いきなり一次試験ということも多くあります。
つまり、学生が企業を選ぶという行動と同時に、企業は学生を選ぶという行動を取っています。
もちろん、そこで落ちるということも多々あります。
行きたいと思っても企業から断られたら、ご破算です。
昨今、上位企業に入るための競争は激烈であり、自分を思いきりアピールしないと受からないという現実があります。
読者の中には、そんな本音の活動をしていたら、上位企業には受からないと言う人もいるでしょう。
それは正直な感想だと思います。
確かにその通りなのですが、それでも、自分を売り込む行動よりも、本音で話して本当のことを知る行動を重視してほしいのです。
学生にとって最終的な目標は、いい就職、特に、より高い実力が求められる仕事に就くことです。
それに対して企業は、いろいろなレベルの社員を募集しています。
基幹社員も補助社員も企業には必要だからです。
学生としては、企業から内定をもらっても、仕事内容が補助的業務なら、いい就職とはなりません。
内定を得ることよりも、企業を知るということの方に、まず目を向けてほしいと思います。
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本当のコミュニケーションなしに、いい就職はあり得ない
学生が本当のことを言えば、企業もそれに応えてくれます。
企業という組織単位になると多少変わってきますが、学生と人事担当者という、人間と人間、一対一の関係になれば、誠意は十分に伝わるものです。
知りたいのは、お互い、本当のことなのです。
「本当のことを言う。本音で話し合う」。
これが、失敗しないためのポイントです。
つまり、
本当のコミュニケーションができるかどうかが、いい就職ができるかどうかのポイント
になります。
いい就職をするためには、内定を得ることより、入ってからのこと(仕事、上司、部署、同僚、勤務地など)を、できるだけ聞くことの方が、はるかに重要です。
仕事内容やレベル、配属や身分は、同じ企業でも、学生によって異なるので、個人が直接、企業から聞いて、自分で判断するしかありません。
その際、できるだけ突っ込んだ話をする必要があります。
しかし、現実には、入ってからのことを、ほとんど知らないまま就職する人が非常に多いのです。
これでは、いい就職かどうかは、ふたを開けてみないと分かりません。
かなり、ばくち的な就職です。
そして、この勝負事では、まず学生が負けるでしょう。
なぜなら、芝居やだまし合いなら、社会人の方が絶対に上手だからです。
こうなるともう、いい就職は不可能です。
本音の就職活動は難しいし、初めからうまくはできないかもしれませんが、まず本当の自分を出し、本当のことを言って、徐々に本当のコミュニケーションができるようにしていってください。
就職テクニックを使っていると、永久に会話が成り立ちません。
就職活動では、普通の感覚で本当の会話(コミュニケーション)のできることが基本であるということを、絶えず頭の中に入れておいてほしいと思います。
企業から仕事内容を具体的に聞くことができれば、
実力が求められる仕事なのかどうか、
入ってから、つらくならないか、
企業そのものはどうなのか、
仕事や職場が自分の性格に合っているか、
この仕事がやりたいかなどを、かなり確実に判断できます。
特に「この仕事がやりたいか」という判断は、事前に自己分析をして空想した「やりたい仕事」とは比べものにならないくらいの精度を備えています。
この本当のコミュニケーションを通じて感じた「この会社で働きたい」と本心で思う気持ちこそ、重視すべきものなのです。
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やりとりの基本は、ギブ&テイク
就職活動のメインは、言うまでもなく企業訪問です。
就職活動とは、企業訪問という手段を使って、いい就職ができる企業を選びながら、その企業から内定をもらうという活動です。
企業を訪問する第一の目的は、企業を知る(選ぶ)ということです。
企業選定行動の最終的な目的は、いい就職ができる企業かどうかを見極めることです。
しかし、企業に行って
「実力がつきますか? 実力が求められる仕事ですか? やりがいがありますか?」
などと聞いても当然無理です。
いきなりそんなことを聞いても、相手(企業の人事担当者)も答えようがありません。
企業訪問には、学生が企業を知る、企業が学生を知るという双方向の流れがあり、お互いがOKでないと交渉は成立しません。
学生は企業を知りたいし、企業は学生を知りたいのです。
これは、学生と企業が、一対一のコミュニケーションをする中で、お互いが理解し、判断していくものです。
いきなり結論を求めても、当然ダメです。
学生が知っておくべきことは、入社後の仕事内容のレベルです。
いい就職をするためには、入ってからの自分の、働いている姿をできるだけ詳しくイメージアップすることが必要です。
そのためには、企業に本音(本当の情報)を出してもらう必要があります。
そして、まず重要なことは、
企業から本当の情報をもらうために、まず、学生が本当の自分を見せることです。
学生も企業も、お互いに、いい情報がほしいのです。
やりとり(通信)をするうえでの基本はギブ&テイクであり、これはネットワークの最低限のルールです。
偽情報をつかまされたら、多くの人は怒ります。
学生がウソを言えば、相手(企業)もウソにせで返してきます。
学生が自分を偽った過剰PRや理論武装した面接テクニックで臨むと、企業も反応して、きれいごとを言ってきます。
その結果、
企業 「当社は安定性、成長性のある優良企業です」
学生 「私は○○性では誰にも負けません」
企業 「当社は人と自然に優しい企業です」
学生 「ぜひ御社で○○の仕事をしたいんです!」
などという虚言合戦になってしまいます。
これでは何も分かりません。
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