「主観的にみた、いい企業」と「客観的にみた、いい企業」
「いい企業」にも大きく分けて二つあります。
いい企業は、
(1)主観的にみた、いい企業=個人ベースでみた、いい企業
(2)客観的にみた、いい企業=いわゆる上位企業
前述したように、「いい就職」は、個人の適性や希望とは別に、採用された身分によって大きく異なるものなので、
いい就職のできる企業を「いい企業」だとすれば、たとえ同じ企業に入ったとしても、A君にとっては、いい企業でも、B君にとっては、いい企業ではない、というケースは往々にしてあります。
日本的雇用の崩れた、これからの時代では、すべての人にとっての「いい企業」というのはあり得ません。
つまり、就職では、「主観的にみた、いい企業」、すなわち、個人の幸せをベースにして、いい企業を考えていく必要があります。
これは、自分の目で見て企業を判断するということです。
いい企業かどうかの判断は、個人にしかできません。
つまり、学生サイドからみて、個人が幸せになれる企業が「個人ベースでみた、いい企業」なのです。
そして、それは「個人に実力がつく企業=より高い実力が求められる企業」です。
しかし、企業を客観的にみれば、いい企業とは「ランキング上位の企業=上位企業」です。
企業を客観的に見れば、そう定義するしかありません。
逆に、いい企業を客観的に判断したのが、各種のランキングであると言えます。
最近の各種ランキングは精度が高く、受験偏差値同様に、企業の評価を的確に表しているものが多いと言っていいでしょう。
学生の人気企業ランキングなどはあてになりませんが、
「財務力から見たベスト100社」や「成長性ランキング」「ビジネスマンが選んだ息子(娘)を入れたい企業」など、
十分に活用できるランキングがそろっており、その上位にくる企業は、確かに、いい企業です。
つまり、企業規模や知名度などにかかわらず、その時代のランキング上位に載っている企業が、その時代の「客観的にみた、いい企業」といっていいと思います。
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